金曜ナイトドラマ「魔物」第1話あらすじ
傍聴席が隙間なく埋め尽くされた法廷廷で、弁護士・華陣あやめ(麻生久美子)は、被告人席に座っていた。「あれは、何のために犯した罪だったんだろう…?」彼女は自分に問いかけるようにつぶやき、ある“殺人事件”の裁判が始まる。
時は巻き戻り1年前。優秀な孤高の弁護士として日々奔走するあやめ。ある日、カリスマ実業家・最上陽子(神野三鈴)が理事を務める女性団体のDV被害セミナーにパネラーとして招かれた彼女は、一人の女性と出逢う。
源夏音(北香那)と名乗る可憐な女性は、ネイリストとして陽子が営むサロンに勤務しており、彼女の夫と陽子の息子・潤(落合モトキ)が高校時代の同級生だった縁から、夫婦で陽子の家の“離れ”を借りて暮らしているという。さらに彼女は、夫から愛ゆえの暴力を受けていることを匂わせながらも、意味深に微笑んでその場を去っていく。
その夜、あやめのもとに夏音から電話が入る。「助けて…」という怯えた叫びを聞き、夫に暴力を振るわれたものと思ったあやめは、彼女を救うべく家を飛び出す。
しかし、夏音と落ち合うはずの場所に現れたのは、この世の者とは思えないほど魅惑的で端正な顔立ちの男、源凍也(塩野瑛久)だった。夏音の夫だと名乗る凍也は「酒に酔った妻が間違えて電話をかけてしまった」と真摯に謝罪。さらに、乱暴な運転をする自転車からあやめを庇い、とっさに抱きすくめられたあやめは、凍也の甘くも挑戦的なまなざしに困惑し、その温もりが忘れられなくなる。 そして2人は、許されない恋に堕ちていく。
数日後、陽子の夫であやめの恩師でもある大学教授・名田奥太郎(佐野史郎)が何者かに殺害される事件が発生。 その容疑者として凍也が逮捕される。
――という物語が描かれる。







































