――もう1つの舞台である福岡も初めてだったとか?
そうなんです。福岡どころか九州は初めてでした。西日本は大阪近辺以外行ったことがなくて…。福岡に行く前までは好きな印象はなかったんですけど、帰る時には愛着が湧いてしまって、少し寂しかったです。
でも、やっぱり僕の地元・北海道の方がいいですね(笑)。地元愛じゃないですけど、北海道に敵う場所はないと思います。特に札幌はいい街ですから。旭川とか函館は行ったことがないので分からないんですけど…札幌は無敵です。実は北海道民でも札幌から出たことがないんです(笑)。
――特に札幌の何がいいのでしょうか?
札幌は住みやすいですし、第一にご飯がうまい! 福岡もおいしかったですけど、でも北海道のご飯のボキャブラリーには敵いませんよ。何を食べてもおいしいですし、北海道の回転すし屋さんは、東京の高級すし屋さんと同じくらいのクオリティーだと思っていますから!
ただ、正直悔しいんですけど、今では東京の方が暮らしやすい街です。便利さを考えると、札幌より東京ですね。最初は騒がしさとかがすごく嫌だったんですけど、実家に帰ると逆にそれがすごく恋しくて仕方なくなります。
――得意のヒューマンビートボックスを演技で披露されたそうですね。
それが、自分でも特技だと思っていましたし、いけると思っていたんですけど、ビートボックスを仕事にしている方々を前にすると、どうしても自分のショボさが際立ちました。カリスマの1人であるDaichiさんと共演させていただいたんですけど、僕の役がDaichiの役と実力が拮抗しているという設定だったので、そう見せるのが大変でした。
撮影の合間にDaichiさんに教えてもらって出るようになった音も何種類かありましたね。構成も全部Daichiさんが考えてくれて、本当にDaichiさんのおかげで無事に撮影ができました。
Daichiさんはパフォーマンスとしてビートボックスをやられている方なので、動きも自然に出来上がっているんです。でも、僕はビートボックスをやっている時に棒立ちになってしまっていて、芝居としてノリノリでやっているように見せるのが難しかったです。
どうしても変な感じになっちゃうんですよ。パフォーマーの方は自然ですし、まさか自分もそこで引っ掛かるとは思っていませんでした。それにまさか鏡の前でビートボックスの動きを練習するとも思いませんでした(笑)。
――本番はライブ会場でやられたんですか?
そうですね。エキストラ200人くらいの前で、ビートボックスのライブ会場のような場所でやったので、練習以上に体が勝手に動いていました。それが、いい動きだったのかどうかは分からないですが、テンションは上がりましたよ。
お客さんも演技ではあるんですけど、盛り上がるべきタイミングで「わー!」と盛り上がってくれるので、Daichiさんも仰っていましたが、やっている側としてはすごくやりやすかったです。失敗しても盛り上がってくれるので、気持ち良かった~。
Daichiさんは「自分のライブでもこれくらい盛り上がってくれたらいいのに」ってボソっと言っていました(笑)。
――撮影用の盛り上がりがすごいんですね(笑)。
はい。それと、僕はユーチューバーも好きなので、僕の好きなものが集まったドラマだと思いました。だからこそ、緊張もしましたけど。
YouTubeを撮るシーンもすごく楽しかったです。監督に「もうちょっとテンション抑え目でいいよ」って言われるくらいリハーサルの時にやっていたんですけど、結果、テンション高めのユーチューバーみたいになっちゃって、せりふもじゃんじゃん飛んでいたんですけど、「逆にそれがいい!」って言われました。
1日でYouTubeのシーンを撮影したのですが、せりふの量も多くて、テンションもずっと高かったので、あの日は人生で一番疲れた日だったかもしれません(笑)。
2017年12月26日(火)、27日(水)、28日(木)夜0:10~ RKB
2018年1月7日(日)、14日(日)、21日(日)昼5:00~ 民視FTV(台湾)
【公式Twitter】@wasuomo_rkb
「雨が降ると君は優しい」
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