個性の詰まったデュオ曲を初披露
もう1つの目玉が、B&ZAIとしては初のユニット曲コーナー。組み合わせは自然と決まったという4組のデュオによるパフォーマンス披露に、ファンは大熱狂だ。最年長&最年少ペアの菅田&稲葉は、DOMOTOの「Kissからはじまるミステリー」を黒ジャケット姿でシック&オシャレに披露。得意のアクロバットも盛り込んで、正統派の美しさで魅せる。
他のメンバーからは「LOVEが芽生えている」と言われていた本高&鈴木ペアは、緑とオレンジの光の中、SixTONESのジェシーと田中樹のユニット曲「EXTRA VIP」でゴージャスに。本高のラップと鈴木の澄んだ高音が絶妙にマッチし、妖艶な色気でフロアを沸かせる。
同期ペアの今野&鈴木は、白く輝くジャケットをまといKing & Princeの「恋降る月夜に君想ふ」でキラキラアイドルの“ザ・王道”を。メンバーカラーのピンク×水色の紙吹雪が舞う光景は、まるで夢の国のようだ。
そして、2000年生まれで同い年の橋本&矢花は、SixTONESの「恋のバタリアン」で大暴れ! この曲は矢花が以前からファンと公言し、交流もあるマキシマム ザ ホルモンの提供による展開が激しい個性的な曲だが、2人は会場を巻き込んでイキイキとパフォーマンス。モニターにはカラオケ風、ニュース速報風、動画の弾幕風など凝ったフォントの歌詞が流れ、途中から他のメンバーも加わっての大盛り上がりだった。
さらに、「サマフェス ROPPONGI SUNNY BEATS」のテーマソングにもなっている彼らのオリジナル曲「なつ▽あい」を初めてフルコーラス披露。キュートで爽やかな楽曲と8人の笑顔が、心地良い“なつやすみ”感を作り上げていた。
一つ一つ幸せを重ねて、目指す未来へ
締めは再びBAND曲。橋本の「夏といえば恋の季節!」で始まる嵐の「Love so sweet」は稲葉が奏でるバイオリンの音色が美しく響き、今野が歌う落ちサビにキュンキュン。「宙船」で力強さを見せつけると、最後はオリジナル曲「First Beat」で、今のB&ZAIの覚悟と勢いをフルパワーで放出。単独ライブでの初披露から、大型フェスへの初参加やイベントを経て身に着けた自信と頼もしさ、8人とファンの一体感がさらにスケールアップしていて、熱いパフォーマンスに胸を打たれた。
怒涛の日々を駆け抜けている真っ最中の彼らだが、その1つ1つを糧にして、メンバー同士の空気感はもちろん、パフォーマンス力もバラエティー力も、B&ZAIというグループがどんどん成長しているのを肌で感じたイベント。今、B&ZAIを知っておいたら未来はきっと楽しい。そう思わせられる、ハッピーな夏休みタイムだった。
◆取材・文=初鹿朝美
※川崎星輝の崎は立つさき、本高克樹の高ははしご高、なつ▽あいの▽は白抜きハートが正式表記
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