ポイント(2) メガホンを取るのは“ツンデレ系”監督・三木康一郎
本作でメガホンを取ったのは、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(2016年)で興行収入20億円超えの大ヒットを飛ばした三木監督。
本作では監督だけでなく共同脚本も手掛け、キャラクターコンセプトから細かなせりふまで原作者と入念にやりとりし、完成までに13稿を重ね渾身(こんしん)のストーリーを作り上げた。
現場では、キャスト陣に無理に芝居をさせるのではなく、「彼らの若々しさや勢いを念頭に置きながら撮影した」というリアルで丁寧な演出を実施。さらに美しい映像によって、高校生たちの恋愛ドラマやバンドの青春模様を生き生きと描くことに成功している。
ちなみに舞台あいさつでは、そっけない態度や厳しい演出をする一方で、突然優しい言葉をかけるという「ツンデレ」(?)なキャラクターをキャスト陣が暴露していた。
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