「M-1グランプリ2025」決勝進出者9組決定 会見で思い語る「これでやっと人の実家を出られる」「終わらない夢を見てるみたい」
「M-1グランプリ2025」(12月21日日曜夜6:30ｰ10:10、ABCテレビ・テレビ朝日系)の決勝進出者9組が4日発表。発表会見の模様がTVerスペシャルライブで生配信された。
壮絶なボケ合戦にマヂラブ野田「決勝取り消しもあるからな！」
司会は、昨年に引き続きマヂカルラブリーが担当。準決勝を観ていた村上が「熱かった。ライブだとしたら一番いいライブ」と言うと、野田クリスタルも「ライブだとしたらとんでもない」と準決勝メンバーの熱に驚愕。村上は続けて「新しい時代がやってきているような気がする」とコメントした。
発表の瞬間を撮影したVTRとともに、名前を呼ばれた決勝進出者たちが順に舞台に登場。決勝に進出したのは、ドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、ヤーレンズ、真空ジェシカ、めぞん、ママタルト、たくろう。4組(ドンデコルテ、豪快キャプテン、めぞん、たくろう)が初の決勝進出となった。
ドンデコルテ
決勝進出の感想を聞かれたドンデコルテの渡辺は「これでやっと人の実家を出られる」と、40歳にして同期の芸人・カゲヤマ・益田の実家に10年近く居候させてもらっていると告白。優勝賞金1000万円を「ご実家の塀を立て直したい」と恩返しに使うことを表明すると、相方の小橋は「お父さんの夢をかなえてあげたい」と、父親がかつてやっていた店の再生資金にすると明言した。
エバース
昨年4位に終わったエバースは今年「第46回ABCお笑いグランプリ」で優勝しているだけに、町田が「ノっちゃってますね、正直。なんでも獲っちゃってます、町田が」と調子づくも、相方の佐々木から「本番前は、死ぬんかなってくらいえづいていた」とバラされたり、真空ジェシカ・川北にイジられたりと散々。また、優勝賞金は佐々木が950万円、町田が50万円と決まっていることにも不満そうな顔を見せた。
ヨネダ2000
今回唯一の女性ファイナリストで3年ぶりの決勝進出となったヨネダ2000は、誠が「3年ぶりの返り咲きと言われていますが、これが本当のカエリザッケローニ監督」とボケると、おもちゃのスカウターを装着し、視力検査用のメガネを装着した川北とボケ合戦を展開。呆れた野田から「決勝取り消しもあるからな！」と怒られてしまう。
豪快キャプテン
豪快キャプテンは、周囲から「優勝候補」と言われ続けてきたものの、敗者復活戦の投票で惨敗しており、念願の決勝進出に「うれしかったです」と喜びもひとしお。質疑応答では、すべてのマイクを持たされてしまった山下ギャンブルゴリラが「今年は大阪万博もございました。記念すべきこの年に大阪からチャンピオンが出たら素晴らしいと思います！」と演説スタイルで意気込みを語った。
たくろう
たくろうは７年ぶりの準決勝返り咲きにして初の決勝進出。きむらバンドが「こんなに微笑んでいる赤木を初めて見ました」と相方・赤木に話を振ると、ネタ同様コメントに困って口ごもってしまう赤木だったが「うれしかったですね。手ごたえはありました。ただ(発表で)名前を呼ばれるのが最後だったので、８組目くらいではもう『オチが弱かったかな』って反省していました」と語った。
ママタルト
昨年決勝戦で最下位となったママタルトは、決勝進出の感想を聞かれた大鶴が黙ってしまったため、相方・檜原が「漫才以外のすべてを捨ててここに来ました！トークをしているようではここには来れない！」とフォロー。
めぞん
めぞんは過去３回戦止まりで今回が初の準決勝・決勝進出のため、吉野は「何がウケてるのかわからなくて、何もわからなくて、今ここですね」とまだ信じられない様子ながらも、「終わらない夢を見ているみたいで、その夢の先に約束があるなら、その約束を守りたい、以上です」と熱くまくしたてた。
真空ジェシカ
見事5年連続の決勝進出となった真空ジェシカは、今年イルカと対決するという前代未聞のライブを行ったため、川北が「イルカと比べたら雑魚ばっかり」と強気な発言。さらに会見恒例となった川北のボケも今年は客席に降りて記者のパソコンをイジるなど加速していた。
ヤーレンズ
３年連続の決勝進出となったヤーレンズも、楢原が、配信にも関わらず地声で意気込みを語るなど、川北に負けず劣らずのボケを展開。代わりに相方の出井が「後輩たちからも『まだいるのか』って目で見られ出しているので、そろそろ優勝したいと思っております」としっかりとコメントした。
会見の最後には、野田の呼びかけにより、初めてファイナリスト全員で円陣を組んで掛け声をすることに。野田の「今年のM-1はすごいよなー！」という掛け声に、ファイナリスト全員戸惑いながらも大声で「おー！」と威勢よく声をあげ、会見を締めくくった。
ネタ順は恒例の「笑神籤(えみくじ)」方式
本番のネタ順はおなじみとなった「笑神籤(えみくじ)」方式。毎回クジを引き、呼ばれた組がそのままネタを披露。1組ずつネタ順が決定していくことになる。
敗者復活戦は、21組の漫才師が準決勝の順位をもとにA・B・Cの３つのブロックに7組ずつ分かれ、順番に4分間の漫才を披露。1組目とネタを終えたばかりの2組目、どちらがおもしろかったかを観客の中からランダムに選ばれた審査員が投票。その勝者と3組目、とサバイバル方式で競い、勝ち残った1組が各ブロックの勝者に。さらに、M-1グランプリを知り尽くした芸人審査員が各ブロックの勝者3組の中から一番おもしろいと思った1組に投票。得票数がもっとも多かった組が決勝進出となる。
決勝戦は12月21日(日)夜6:30より。決勝前に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行われる敗者復活戦で選ばれる1組を加え、計10組で優勝賞金1000万円と漫才日本一の称号を競う。「敗者復活戦」は昼3:00からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送予定。
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12月21日日曜夜6:30ｰ10:10、ABCテレビ・テレビ朝日系
「M-1グランプリ2025 敗者復活戦」
12月21日日曜昼3:00-夜6:30、ABCテレビ・テレビ朝日系
