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見どころはネズミ!? レオナルド・ディカプリオが新作を引っ下げて来日!

2010/03/14 17:55

映画「シャッター アイランド」のPRで来日したレオナルド・ディカプリオ
映画「シャッター アイランド」のPRで来日したレオナルド・ディカプリオ

4月9日(金)から公開される映画「シャッター アイランド」の主演、レオナルド・ディカプリオが来日し、11日、都内で記者会見を行った。

本作は、名匠マーティン・スコセッシ監督が、アカデミー賞受賞作「ディパーテッド」('07年)に続き、ディカプリオと4度目のコンビを組んだミステリー。連邦保安官テディ(ディカプリオ)が、精神を患う犯罪者を収容する孤島で起きた失跡事件の謎に迫る。

ディカプリオは「スコセッシはヒチコック・スタイルで撮るという意図がありました。巧妙に仕組まれた謎解きや、驚きの結末もありますが、物語の中心にあるのは1人の男が過去のトラウマに苦悩しながら真実を追い求める姿です。スコセッシはミステリーというジャンルを超えて、複雑な人間像を見事に描いたと思います。彼の映画の中でもベストな1本です」と作品の出来に自信を。さらに、「日本にとって誇るべき人物が黒澤明監督なら、アメリカはスコセッシがその人物です。映画という文化が千年後にもあるとすれば、彼らの映画は必ず残っています。生きる伝統といえると思います」とスコセッシ監督を賞賛した。

本作での役柄と自身の共通点を聞かれ、「テディが島で何が起きているのか真実を追求しようとする姿勢は、俳優の役作りと似ています。あらゆることを知りたいと思い、真実を求めるしつこさは非常に俳優的です」とコメント。思い出に残るシーンについては、「ネズミが何十匹もいるシーンがすごく嫌だったのですが、実際のネズミたちはトップクラスの俳優でした。演技が終わったらランチを食べに行って、済んだらまた元の位置に着いてました」と話し、会場の笑いを誘った。

また、「嵐の中で会話をするシーンは、風を起こす機械や水まきの音がうるさくて、相手のセリフが全然聞こえずに苦労しました。1週間もその悪条件で撮影をしていた時は、パントマイムをしているような気分でした。でも完成した映像を見ると、自分たちが相手の言葉を理解しているように話しているので面白かったです」と撮影秘話を。最後に、「謎解きにとらわれずオープンマインドで見てください。劇場に行くときは何の予備知識も持たずストーリーにどんどん乗ってください。そうすれば最後は心打たれる結末が待っています」とPRした。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「シャッター アイランド」
4月9日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国ロードショー

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