広瀬すず、10分超の“悲し過ぎるうそ”を熱演!【anone9話せりふまとめ】
「うそはね、うそで隠すしかないんですよ。うそに終わりはないんですよ。うそで守ったうそは、結局君たち自身の心を壊していく」花房万平(火野正平)
「守秘義務っていうのはね、犯罪を隠蔽(いんぺい)するためにあるんじゃないの」花房万平(火野正平)
続いて【怒】。ニセ札作りを目撃してしまった弁護士の万平は、怒りの言葉を述べる。
理市(瑛太)に首を絞められた上に「もし良かったら、仲間に入りませんか?」「あなたを雇います。このことを守秘義務にしてもらえませんか」というめちゃくちゃな誘惑を受けた万平だが、そこは一刀両断。
多くの罪を犯した“その後の人生”を見てきたからこそ、説得力のある言葉だったが、願いは届かず、亜乃音の元に捜査の手が及んでしまった。
「君のこと、面倒くさくなっちゃった」辻沢ハリカ(広瀬すず)
そして、【哀】はハリカの言葉から。彦星は、ハリカを一途に思うあまり、茉歩(藤井武美)の勧める高額医療を拒絶。
彦星と会う直前にその事を聞いたハリカは、彦星に長生きしてほしいという思いから「重荷になってきた」と心にもないうそをつき、突き放した。
第1話から「会いたい」と願っていた彦星との“カーテン越しの対面”シーンは、10分超にわたって描かれた。
厳しい言葉を彦星に浴びせる一方で、涙が止まらない少女の素直な表情に、視聴者の心も強く締め付けられた。
「そしたら、みんなで逃げますか?」「うれしそうな顔して」林田亜乃音(田中裕子)
場面は一変して、【楽】編を。理市が防犯カメラに映った映像がニュースで流れた時の、亜乃音のせりふ。
自分たちが罪に問われる可能性があるにもかかわらず、なぜかワクワクしてしまう4人。特にハリカは、亜乃音たちと思い出が増えていくことが楽しくて仕方ない様子。
「ニヤニヤなんかしてないです」「モジモジなんかしてないです」辻沢ハリカ(広瀬すず)
こちらも【楽】のシーン。彦星との対面の約束を、亜乃音、るい子、舵に報告したハリカ。
「デートの約束して浮かれてる女の子みたいに見えちゃいましたね」といじられ、ちょっとムキになって返事をするハリカがとてもかわいらしい。その直後、思わず「クソ」と口走って、大人たちを驚かせ笑わせる一幕も。
注目すべきは、食卓の場面での様子が、1話で放送された幼少期の天真爛漫なハリカ(大迫莉榎)のしぐさにどんどん似てくる点。広瀬の細かい表現力にも目が離せない。
毎週水曜夜10:00-11:00
日本テレビ系で放送
脚本=坂元裕二
演出=水田伸生
チーフプロデューサー=西憲彦
プロデューサー=次屋尚、白川士
出演=広瀬すず、小林聡美、阿部サダヲ・瑛太・火野正平、田中裕子ほか
【HP】https://www.ntv.co.jp/anone/
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