妻夫木聡「絶対面白いと言える作品」3年半ぶりの連ドラに手応え
竹内結子という女優を信じている
――慎一の幼なじみの死刑囚・幸乃を竹内さんが演じられていますね。
竹内さんはいるだけで安心できるというか。幸乃役に決まったと聞いた瞬間、“勝ったな”と思ったくらいでした。それくらい竹内結子という女優さんを僕は信じているので、うれしかったです。
ただ現場で顔を合わせることがあっても、役柄的にあまり話す気分になれなくて…すぐ控室に帰ったりしていたので、「こいつ変わったな」と思われたかもしれないです(笑)。
――役へのアプローチはどのようにされたのでしょうか?
キャラ的には、もっとおどおどした感じの設定だったんですけど、そこは少し緩くしています。たぶん、慎一が目立てば目立つほど良くないパターンだと思うので、僕が主演ではあるんですけど、ある意味“脇役”だと思いながら現場にいました。
――キャラクター作りで意識されたことは?
下手をすると、慎一の成長物語に見えかねないところがあったので、そうはなってほしくないというのがありました。あとは年齢設定がわりと低いので、慎一と翔(新井浩文)の関係性が子供っぽく見えないように意識しました。
監督が「描かれているものから、さらに自分たちで話し言葉にしてください」と言われたので、自分たちで結構せりふを変えているところもあります。描かれているキャラクターより、もっと“生っぽい”、その人たちの中で生きているような感じになっていると思います。
――最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
僕自身がこの小説に本当に惚れて今回映像化に至ったので、作品の魅力を皆さんにも感じていただきたいです。
「イノセント・デイズ」は何が幸せなのか、生きること死ぬこととは何なのか、普段当たり前と捉えているものが根底から覆され、僕自身考えさせられるところがありました。見ている方たちが幸せとは何なのか、幸せの尺度みたいなところに心を揺さぶられるような作品になればいいなと思っています。
一話を見たら絶対最終話まで見ていただけるくらい面白い作品なので、楽しみにしていてください!
3月18日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-11.00(全6話)
WOWOWプライムで放送
※第1話無料放送
出演=妻夫木聡、竹内結子、新井浩文、芳根京子 / ともさかりえ、長谷川京子 / 池内博之、山中崇、芦名星、佐津川愛美、清原果耶、田口浩正、原日出子、石橋蓮司、余貴美子ほか
原作=早見和真『イノセント・デイズ』(新潮文庫刊)
企画=妻夫木聡、井上衛、鈴木俊明
監督=石川慶
脚本=後藤法子
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