この役を書いて下さったことが私へのエールだと思います
――井川さんが北川悦吏子さんの作品に出るのは、明石家さんまさんと木村拓哉さんがダブル主演を務めた「空から降る一億の星」(2002年、フジテレビ系)以来となります。今回の出演オファーを受けた時はどう感じましたか。
久しぶりに北川さんの作品に声を掛けていただいて、うれしかったです。
今回の台本に初めて目を通したとき、既にイメージを膨らませて読んでいました。面白い、演じたいと思いました。
――北川さんと役について何かお話をされたりは?
役のことを具体的にお話ししたことはなかったのですが、今回この役を書いて下さったことが私へのエールというか期待を寄せて下さっているんだと思うので、きちんと楽しく、あたたかく演じたいと思いました。
――また、井川さんにとって「純情きらり」(2006年)以来の出演となる朝ドラについて、どう感じていますか。
前回は杏(もも)姉ちゃんという慈愛に満ちた、心の強い女性だったんですけれど、12年の間に全く違うタイプの役を用意していただけたことは本当にうれしかったですね。
NHKに来ると、当時のスタッフの方とすれ違うときに皆さん声を掛けてくださって、その温かさを懐かしく感じます。
気付けば12年も経っていたんだなと思いますが、私は相変わらず器用じゃないので課題もたくさんあって、それらを実践してまた一つ一つ積み重ねていければいいなと思います。