テレビ東京ほかで放送中のアニメ「伝説の勇者の伝説」の第1話先行上映会が6月26日、東京・九段下科学技術館で開催され、メーンキャストの福山潤、高垣彩陽、小野大輔、原作者・鏡貴也氏によるトークショーと、主題歌を担当する結城アイラ、Ceuiによるライブが行われた。
本作は、富士見ファンタジア文庫（富士見書房）から刊行されている鏡氏原作のライトノベルをアニメ化したアンチ・ヒロイック・ファンタジー。戦乱が続く世界を舞台に1人の青年が仲間との友情、裏切りを通して成長する姿を描く。「複写眼」保持者、ライナ・リュート（声：福山）と、王家の血を引くシオン・アスタール（声：小野）は腐った国を変えたいと望んでいた。革命の末、ローランド国王に即位したシオンは、ライナに「勇者の遺物」探しを命じ、剣の一族・エリス家の娘、フェリス・エリス（声：高垣）をお見付役として同行させることに。ライナとフェリスの「勇者の遺物」探しの旅が始まる。
イベントは、オープニングテーマ「LAMENT〜やがて喜びを〜」を担当する結城のライブからスタート。続いて、福山、高垣、小野、鏡氏がステージに登場すると場内は歓声に包まれた。「第1話を見る前に見どころを紹介してもらいたい」という司会のリクエストに、「ずっと続いてきた伝勇伝のアニメの第1話ですから盛りだくさんですよ」と福山が答えると、高垣も「ダイジェストというか、今後出てくる登場人物やエピソードが集まっています」とコメント。その後、キャストらがいったん下がり、第1話の上映が開始された。
上映終了後、客席の拍手に迎えられキャストらが再登場。小野は「収録は進んでいるんですけど、あらためて見たら伝勇伝の魅力が全部入っていますね。この先の展開の伏線がいっぱい散りばめられているので、この第1話を覚えておいたほうがいいですよ」と第1話を振り返った。一方、鏡氏は頭の中で思い描いていた世界に色・音楽が付いたことに対して、「すごい!!」と直球な感想を述べ、「Twitterで監督に“すごい”しか言わなかった」と明かした。
また、原作の大ファンだという福山は「伝勇伝が5、6巻ぐらい出ていた時期に偶然、鏡先生とお話をして、全部買って読みました。自分の中でのイメージが約6年前にできていたので、オーディションの話を聞いた時に、先の展開もあるので自分の演技でどのように言葉にするか、先のことばっかり考えてしまいました」と、作品への思いを語った。
続けて、現在配信中のwebラジオ「伝説の勇者の伝説のラジオ」についてもトークを展開。SE（効果音）・BGMを福山、高垣、小野の3人が声でやっていることに福山は「うちのラジオスタッフ、腕ありますよ」と客席を沸かせた。また、「特別企画“伝説のSE作り”」では客席の歓声をSE用に収録した。
イベント終盤には、エンディングテーマ「Truth Of My Destiny」を担当するCeuiによるライブが行われた。楽曲について聞かれたCeuiは「鏡先生の世界観に入り込んで、作品の持っている友情の温かさ、それぞれが背負っている運命に立ち向かっていく気持ちの心強さと力強さを表現したい思いから作りました」と紹介した。
最後に「これから冒険が始まっていきます。きょう見ていただいた面白さと感動を共有して、最後まで一緒に冒険しましょう」（福山）、「アニメーションという世界で『伝説の勇者の伝説』が広く伝わっていけばいいなと思います。」（高垣）、「伝説という文字は、伝え説くんですよね。伝説って僕らが決めるんじゃなくて、受け取った人がみんなに伝えてくれたら伝説になると思うんです。なので、『伝説の勇者の伝説』を、ぜひみんなの力で伝説にしてください」（小野）、「こんなに恵まれた原作者っていないと思います。本当に素晴らしい出来になっています。2、3話と見てもらえれば本当に分かると思うので、お付き合いください」（鏡氏）と、それぞれが意気込みを語りイベントを締めくくった。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週木曜夜2:15-2:45 テレビ東京で放送中
毎週金曜夜3:05-3:35 テレビ大阪で放送中
毎週水曜夜2:58-3:28 テレビ愛知で放送中
AT-Xは7月12日（月）スタート
毎週月曜朝8:30-9:00/夜8:30-9:00、毎週木曜昼2:30-3:00/夜2:30-3:00に放送
公式HP
http://www.denyuden.jp/
