「この世界の片隅に」で女優生活70年・香川京子が平和への願いを胸に出演!
すず(松本穂香)が段々畑から見える呉湾をスケッチしていると、通りがかった憲兵からスパイ行為だと厳しく言い寄られる。海岸線の写生・写真撮影は禁止されているのだ。憲兵のあまりの剣幕にすずは恐怖に包まれる。何とかその場は納まったものの、すずはショックで寝込んでしまう。
その夜、まだ体調が悪いすずを家族は心配。夏バテや疲れではないかと言い合う中、円太郎(田口トモロヲ)は子供ができたのではと口にするが、この唐突な発言にサン(伊藤蘭)と径子(尾野真千子)は不快感をあらわにする。
翌日、すずは病院の帰り道に朝日遊郭を訪れる。リン(二階堂ふみ)と再会したすずは世間話に花を咲かせる。そんな北條家に小さなお客さんが訪ねてきた。広島の黒村家に径子が置いてきた長男・久夫(大山蓮斗)がある決意を持って、ひとりで呉の北條家までやってきた。