二宮和也「僕、もともと顔色が」と自虐…木村拓哉は“モノマネ”を褒められタジタジ!
木村拓哉と二宮和也が初共演していることで注目を集める映画「検察側の罪人」が24日に初日を迎え、木村と二宮、共演者らが都内で初日舞台あいさつに登場した。
「検察側の罪人」は、雫井脩介による同名小説が原作。“正義とは何か”をテーマに、強盗殺人事件の捜査方針をめぐる、2人の検事・最上(木村)と沖野(二宮)の対立をシリアスに描く。
ほか、沖野をバックアップする検察事務官・橘沙穂に吉高由里子、闇社会のブローカー・諏訪部に松重豊。最上の親友である国会議員・丹野に平岳大、殺人事件の容疑者の一人・弓岡に大倉孝二、沖野と共に検察との闘いに挑む弁護士・小田島に八嶋智人が起用されている。
この日の舞台あいさつには、メガホンを取った原田眞人監督と木村、二宮、吉高、松重、八嶋が登壇。「無事に初日を迎えることができました。今日をもって(作品は)皆さんのものになりますので、どうかよろしくお願いします」(木村)と封切りに喜びの表情を浮かべる出演者らに、温かい拍手と声援が送られた。
当日はあいにくの台風に見舞われたが、吉高が「今日は皆さま、台風のなか大変だったでしょう」とあいさつすると、会場に集まったファンはさっそく笑顔に。続く八嶋の「公開初日、第1回目(の観客)ですから責任重大でございます。皆さんの力にかかっております!いろんな人にお話ししていただいて…」という力強いコメントにも客席から笑いがこぼれ、松重が「あの、見終わって満面の笑みになるような映画じゃないと思いますけれども」とツッコミを入れるなど、イベントは和やかに進行した。
「こういう木村さんを、ニノを見たい」
原田監督は、「(木村・二宮)2人の共演は歴史的イベントなので。一大事業でしたから。自分の思いを入れたりしながらも、こういう木村さんやニノを見たいと思いながら脚本を書いて」と、2人との共演への思いを語った。
撮影中の印象深いエピソードについて聞かれた原田監督。
木村については「モノマネがうまいんですよね。僕のモノマネも…。ほかの人のも、例えば『諏訪部ならこういいますよね』とか、キャラクターになりきってやってくれるんですが、それがものすごくうまい。特徴をとらえていると同時に、映画にとってプラスになる言い方なんですよね。それ、面白いね、いいね、やろうって思えるようなモノマネをされるんですよね」と高く評価。
思わぬポイントを褒められた木村は「その時の、監督がこういう感じでしたっていうことを他人に伝えるのにはそれが一番早いかな、という手段です」とタジタジだった。