桜木は生きていた!? それぞれの正義を描く「絶対零度―」 <プロデューサーに聞く(9) >
沢村一樹演じる元公安のエリート刑事・井沢を主人公に、未来の犯罪を未然に防ぐ“未然犯罪捜査チーム(=ミハン) ”の活躍を描く、月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)。
最終回を目前に控え、井沢の妻子が殺害された事件や桜木(上戸彩)の死など、複雑に絡み合った謎が次第に明らかに。また、9月3日 (月)放送の第9話では、危険人物を追った防犯カメラの映像に、桜木に似た人物が映り込んでいるのを山内(横山裕)が発見する。
ザテレビジョンでは、プロデューサーの永井麗子氏にインタビューを実施。物語の核心に迫りつつある第9話の見どころと共に、伊藤淳史演じるミハンメンバーの総責任者・東堂を紹介する。
今回の放送では、着々と成果を上げてきたミハンの実績を受け、警視庁上層部では、東堂(伊藤)の悲願でもあったミハンの法制化に向けて進むことに。
そんな中、ミハンは警視庁警護課・石塚辰也(高橋努)を危険人物としてリストアップ。井沢自身も面識のある石塚は、要人警護・SPのスペシャリストで、逮捕術や格闘術などで突出した能力を持つエリートだった。
人を守るはずのSPがなぜ人を殺すのか? 永井氏は見どころを語る。
「SPのエリートである石塚と元公安のエリートの井沢。石塚は危険人物に挙がってしまうのには、そうせざるを得ない状況に陥れられている理由があるんです。そこには、大切な人を守れず、妻と娘を殺された井沢がシンパシーを感じる部分があります」
「自分の感情をあまり表に出さない井沢ですが、今回、自身の妻子を殺した宇佐美(奥野瑛太)に復讐をしようとした過去をどう思っているのか、初めて吐露します。井沢、石塚、東堂、それぞれの正義のあり方が見える回です」