――では、コレサワさんが「うつヌケ」のために書き下ろされたテーマ曲「泣く門には福きたる」は、どのようなことを意識して作られましたか?
コレサワ:私自身、あまり暗いことを普段から歌っているタイプのアーティストではなかったので「暗い感じではなくて明るい感じで」と言ってくださってホッとしました。明るくていいんだなと。
ドラマの中で皆さんがたくさん泣いてもがいていらっしゃるんですけど、そういう人たちにうつ病を抜けていつか幸せが来たらいいなと。
なので、「笑う門には福きたる」っていう言葉の「笑う」を「泣く」に変えてこうみんながいつか最後笑えるようになったらいいなという気持ちで描きました。
――うつ病に対しての印象はこのドラマを通して変わりましたか?
コレサワ:そうですね、私はどちらかと言えば、このドラマのカネコさん(大後寿々花が演じる、田中のアシスタント)のような、うつ病とは無縁のタイプで能天気な、悩み事で落ち込まないタイプなんだと思っていました。
でももし、ちょっとでも自分の考え方がずれていたらうつ病になっていたかもしれないというエピソードをたくさん見たので自分にも身近なことなんだなって思いました。
――2ndアルバム『コレでしょ』の聞きどころをお願いします。
コレサワ:私、女の子の気持ちを歌うことが多いんですよ。今回は12曲入っているんですけどそれぞれの歌が、女の子を主人公としたストーリーになっているのでぜひ皆さんの一番共感できる女の子やお気に入りの女の子を見つけてほしいなと思います。
それにせっかくなので「泣く門には福きたる」をフルで聴いてくれたら嬉しいです。
ドラマではハーフサイズなので。
――ドラマの中のうつヌケ方もそれぞれありましたが、お二人が一番印象に残った話はどれですか?
コレサワ:ボクシングで元気になる方がいるんです。私は運動が嫌いなタイプですが、運動している人って明るい人のイメージだったり、みんな生き生きとしている方が多いのでやっぱり体を動かすのは心に良いんだなと思いました。
唯一水泳が好きなので自分も落ち込んだりした時はプールに行って泳ごうかなと思いました。
田中:そうですね、皆さんそれぞれのうつヌケ方がありましたね。僕はリワークの回が印象的でした。
自分でうつ病だということを認められなくて、自分は違うと思うといつまでも抜けられないというお話です。
駄目な自分を受け入れて生きていけたらいいなとあらためて思えた回でした。プライドや、まさか自分が?という思いが邪魔していたんですよ。
自分と向き合うことがとても大事だなってそのエピソードで強く思いました。
産後うつの方や双極性障害(躁うつ病)の方のようにそれぞれいろんなケースがありますが、中でもその話はとても印象深かったです。
Huluにて独占配信中
「うつヌケ」特設サイト
https://promo.kadokawa.co.jp/utsunuke/
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!