あらびき団と私
――ご自身にとって、「あらびき団」という番組はどのような存在ですか?
僕を一番輝かせてくれた番組!
いろんなキャラネタでいろんなテレビに出させていただきましたが、どのキャラも大ブレークまでは至らず、いまだにくすぶり続けている僕ですが、その中でもやはりライブや営業先、初めてお会いする方などに言っていただくのは「TAIGAさんってツイスト踊る人ですよね?」と、やはり「あらびき団」の印象が強いみたいです。
売れてないながらも僕のこと知ってる人のイメージはやはり「あらびき団でツイスト踊る人!」
地上波の放送コードなどに媚(こ)びない最高にロックンロールな番組です!
あらびき団員としての心得
――あらびき団員としてネタを披露する上で、大事なことはありますか?
「あらびき団」は普通のネタ番組と違うので粗削りなネタをする芸人が多いんですが、これがまた難しいところで、「あらびき団ぽいネタ」を作ろうとすると「あらびき団」でハマる訳ではなくて、面白い台本や粗削りなネタをするのではなく、その人にしかできない魂をぶつけるようなネタが脚光を浴びてる気がします!
僕ももちろん最初にツイスト踊るネタ作った時、「あらびき団」に出ようと思って作ったのではなく、自分が「舞台で何したいかなぁ?」って考えた時に昔仲間と踊っていた「ツイスト踊りてーな!」て思っただけなんです!
それがたまたまあらびきパフォーマーみたいに面白くしてもらっただけなので、あらびき団ぽいネタ作るのではなく「俺これ好きなんでやります! 東野さん藤井さん見てくださーい!」という芸人さんが向いてると思います!
あらびき団と苦悩と喜び
――番組へ出演しての苦悩だったり、「こういうことがあってうれしかった」みたいなことはありましたか?
うれしかったのは、NHKさんのとあるドラマで、昔のキャバレーで50'sのロックンロールをカッコよく歌いながら踊る歌手の役が来たことです!
スタッフさんが「誰か似合いそうな人いないか」と探していた時に「『あらびき団』でツイスト踊ってる芸人さんいたなぁ」と思い出して調べてオファーくれたみたいです!
「あらびき団」に出ていなかったらNHKのドラマに出ることなんかなかったと思います!
あら1-グランプリと私
――今回「あら-1グランプリ」の第4弾ということで、グランプリを取る自信はありますか?
もう僕しかいないと思います! 見てもらえれば分かると思うのですがレギュラーの時に僕が出させてもらったのが約9年前!
それからいろいろあった僕の人生を背負って使える武器は全て使った渾身のネタです!
「あら-1」優勝してみんなでツイストパーティーやろうと思います! フ~!
あらびき団と野望
――「あらびき団」を通しての野望みたいなものがあれば教えてください。
TAIGAと言えば“50'sのロックンローラー”というイメージをもっと定着させて、最近細かく細分化された知的なネタが多いけど「そんな事よりパーティー抜け出して俺と一緒にツイスト踊ろうよ!」みたいな楽しくてハッピーなロックの歌ネタツイストダンスパーティー的なネタをやって、見ている人たちを楽しませたいですね!
「あらびき団」にはゴールデン進出してもらいたいような気もしますが、深夜だからこそ好き勝手にできるロックな番組だと思うのでまた深夜帯でレギュラー復活してほしいです!
そしてあらびき芸人で全国に営業回りたいです! ロケンロー!