杉咲花演じる派遣社員のアタルこと的場中(まとばあたる=アタル)が、他人の“あらゆることが見える”占いの能力を駆使し、周りの正社員たちが抱える悩みを解決していくさまを描く、新“働き方改革”ドラマ「ハケン占い師アタル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。
ザテレビジョンWEBでは、同ドラマの出演者によるリレーインタビュー連載を実施中だ。
リレー連載の4回目は、アタルと同じDチームで働く正社員の品川一真を演じる志尊淳が登場!
内面的なものを作ることが大事
――入社1年目の品川は、社内でパワハラまがいの扱いを受けていて転職を熱望している若手の正社員。志尊さん自身は、仕事の上で大きな壁にぶつかったことはありますか?
何かがあった時、それを壁と言うのか言わないのかは、それぞれの捉え方次第なのかなと思うんです。
僕自身は、今考えてみると結果的にそれは壁じゃなかったなと思えるので、あらためてここが壁だったなというものは特になかったような気がします。
たぶん当時悩んでいたことって、誰にでもあることだと思うので。
――ちなみにそれはどんな悩みだったのですか?
具体的にどの作品で、とかではなく環境によってだと思いますけど、(脚本・演出など)作り手が変われば役へのアプローチやお芝居も違ってきますよね。
その時々さまざまなことが生じてくる中で、自分なりにいろいろ考えていました。
――役に対する向き合い方に変化はありましたか?
最初の頃はいろいろ試していました。でも、結局は内面的なものを作るということが大事。今は自分の役柄と最大限向き合いながら、作り上げたものを一回忘れ去って、演じる時の生の空気感を大切にしています。
相手のお芝居によって変化することもありますし、自分の中で役を作り上げていれば、例えそれを忘れて演じていたとしても、どこかに残っているものなんです。