作品賞は「中学聖日記」 感動のラストシーンは「元々はセリフがあった」!【ドラマアカデミー賞】

2019/02/13 17:00 配信

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「中学聖日記」プロデューサーが制作秘話を語る

「中学聖日記」プロデューサーが制作秘話を語る

2018年10月クールのドラマを対象にした「第99回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の各賞が決定。最優秀作品賞に輝いたのは中学教師・末永聖(有村架純)と教え子・黒岩晶(岡田健史)の純愛を描いた「中学聖日記」。助演男優賞(岡田健史)、助演女優賞(吉田羊)、ドラマソング賞(「プロローグ」Uru)と合わせて、4部門での受賞となった。

新井順子プロデューサーに、当初はその設定から「過激」と捉えられた同作が視聴者に受容されていく過程や、異例の抜擢に応えた新人・岡田健史らについて聞いた。

“問題作”が回を重ねるごとに支持を伸ばす

――「中学聖日記」が作品賞、助演男優賞、助演女優賞、ドラマソング賞の4部門で受賞となりました。まずは受賞の感想をお聞かせください。

びっくりしましたね。今期は話題になっていたドラマも多かったですし、こちらは「問題作」でしたから(笑)、正直今回は難しいかなと。

――「問題作」という言葉が出ましたが、放送前は過激な作品とも捉えられていた同作が、回を重ねるごとに支持を増やしていく様子は印象的でした。企画のスタートと、視聴者に受容されていく過程をどのように感じていたか教えてください。

最近ラブストーリーが少ないなというのを感じていて、少ないからこそ挑戦したい企画だと思っていました。結果的に、このクールはラブストーリーが多かったんですけどね(笑)。

最初は晶が中学生のまま物語が進むと思われていた方も多かったようで、ホームページに「けしからん」といった書き込みもあったのですが、彼が高校生になった中盤から「切ない」「泣ける」という声も増えてきて。ようやく作品の意図が伝わってきたのかなという手応えがありました。

――作中で時間が経過することを、最初から明らかにする考えはなかったのですか?

最初に言いたかったです、「3年経つんです」「最後は23歳になるんです」って(笑)。黙っておくことにしたのは、タイトルが「中学聖日記」でしたし、見ていただく前にネタバラシをするのもどうなのかなと。とにかく第5話までは…と思って、辛抱強く待っていました。

新人・岡田健史の第一印象と終盤に見せた“色気”

――新人として抜擢された岡田健史さんは、一躍ブレークされました。あらためて起用の理由を教えてください。

中学生から始まり最後は23歳になるというのもあって、その中間の年齢の方を探していたんです。それで1年にわたるオーディションを行いました。

彼は野球少年だったので、最初に会ったときは坊主のような短髪でしたし、もっと恰幅も良かったんです。まっすぐ人の目を見て話すところが印象的で、「東京にはいなさそうな子だな」と思いました。それに不思議な雰囲気があって、見た目はともかく、晶に通じるものがあるかなと思いました。

ただ外見でいうと、少なくとも中学生時代はサラサラ髪じゃないと晶ではないだろうと、髪は伸ばしてもらいましたし、筋力も落としてくださいと。野球をやめて普通の食生活に戻したら、あっという間に体重が落ちたそうですが。

――撮影中に変化を感じた部分や、岡田さんのシーンで特に印象に残っているものはありますか?

最初から表情はいいなと思っていました。喋り方は中学時代はボソボソと不思議な雰囲気で、自分の実年齢に近い高校時代からは、本人に近いものにしてもらいました。後になるほど演じやすくなっていたんだと思います。

印象に残っているシーンは、小屋の中のキスシーン(第9話)ですね。あのときの雨に濡れた感じと、「俺だって男だから」とやせ我慢して、バスタオルを差し出す聖に近づかないようにする感じがすごく色気があるなと思いました。大人になったなと(笑)。

「セリフを全部カットした」ラストシーンの制作秘話とは!? (2/2)

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