<いだてん>エキストラは約200人!中村勘九郎&生田斗真のストックホルム出陣シーンの舞台裏
宮藤官九郎が脚本を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。
本作は、1912年のストックホルムオリンピックに出場する日本初のオリンピアン・金栗四三(中村勘九郎)と、1964年の東京オリンピック招致に奔走する田畑政治(阿部サダヲ)という2人の主人公を中心とした、日本の“スポーツ”の歴史物語だ。
2月17日放送の第7回では、四三と三島弥彦(生田斗真)がストックホルムオリンピックへの出場を決意。そして、第8回(2月24日[日]放送)で、2人のストックホルムへの旅立ちが描かれる。
本作のチーフ演出である井上剛氏は、第8回について、「はっきり言って、感動します。そんな回になっていると思います」と自信を見せる。どのような回になったのか、撮影の舞台裏などを聞いた。
“歌舞伎ブラザーズ”も見どころに!
――第7回は、四三と兄の実次(中村獅童)が再会したシーンで終わりました。第8回も2人のシーンがたくさん出てくると思いますが、撮影のエピソードなどをお聞かせいただけますか?
お兄さん(実次)は、熊本にいるシーンでは大体和服を着ているんです。でも、上京するシーンでは、洋装にしてもらっています。
これは、衣装合わせのときにたまたま思いついたことなんですが、洋服を着慣れてない、田舎の人がめいいっぱい見栄を張ってる感じが非常にかわいいなと思ったので、この扮装にしたんです。
勘九郎さんと獅童さんがそろうとやっぱりすごいですよね。僕らは2人を“歌舞伎ブラザーズ”って呼んでるんですけど(笑)。“歌舞伎ブラザーズ”のシーンは、独特の間や楽しさ、悲しさが生まれる気がします。
四三は第3回(1月20日放送)で上京してきたとき、お金をスられてしまって、本当は登りたかった「浅草十二階」に登れなかったんですよね。そこに今回、お兄さんと登るんです。
2人で東京を見下ろしながら語り合うシーンは、兄弟ならではのいい感じになっていて、感動的だと思います。