「のだめ」「海月姫」の川村泰祐監督を直撃! AbemaTV超人気番組「オオカミくん」プロデューサーと描く新ドラマ「御曹司ボーイズ」とは?
――今作のプロデューサーは『オオカミくんには騙されない』でもプロデューサーを務めている横山祐果さんですが、横山プロデューサーとご一緒していかがでしたか?
「もともと恋愛リアリティーショーをやっていた人なので、その感覚は大切にしなきゃいけないと思っていました。どう逆立ちしても僕は男子なので、女子的な見方、直感などなど、意見は全部聞いて、それがよければいくらでも採用させてもらおうというスタンスでいました。僕は恋愛リアリティーショーをやったことはないし、女子じゃないので、女子的に引っかかった部分はどんどん指摘してもらおうと」
――横山プロデューサーとのやり取りで特に印象的だったことはありますか?
「横山さんが作る(テロップなどの)ギミックにはすごく助けられました。ドラマの予告は横山さんが主導で作っているんですけど、例えば『ばーか』と言うシーンで、実際に『ばーか』とあえてテロップを出すなど、なるほどと思うギミックがあってとても参考になりました。予告を見てから本編をいじったくらいでしたから(笑)。すごくいい勉強になりました」
――横山プロデューサーの方向性が予告に出ているんですね。
「『リアリティーショーはリアルにあるので、ドラマではリアルじゃないよさをいっぱい出していきたい。現実じゃ起こりえないような、ファンタジーを出したいですね』というようなことは話していました。でも、ファンタジーは難しいですよね。ほんのちょっとのこと、例えば“イケメンの歩き方が気にいらない”だけで冷めてしまいますから。特に女子高生たちはすごく辛辣。恋愛リアリティーショーやドラマ、バラエティなど一番いろいろなものを見ている世代で、一番厳しい視聴者でもあります。相当頑張らないと彼女たちに面白がってもらえないですよ」
キャストは“プロ級の腕前”の役作りに苦戦!
――以前、キャスト陣にインタビューをしたとき、御曹司の役作りが大変だったと言っていました。
「本人たちはすごく大変だったと思うけど、すごく突き詰めていかないと見ている方はすぐ冷めてしまうので、とにかく頑張れとしか言えなかったです(笑)。弓道のシーンでもほんのちょっとのことで、見る人が見れば『こいつ、やってないな』って冷めちゃいますからね。男性陣はなんて言ってましたか?」
――台本のト書きに「腕はプロ級」って書いてあるけど、どうしよう?って。
「寿司握らされたり、乗馬したり、ピアノやらされたり、ご飯を食べるシーンでもマナーの先生がいて、逐一指摘されるので大変だったと思います(笑)。いろんな体験できた分、幅は広がったんじゃないかと勝手に思っています! 特に陸(磯村勇斗)ですね。彼がまだ新人だった頃の映画(『ガールズ・ステップ』)が僕の監督だったんですけど、ヒロインの相手役だったので徹底的にやり込みましたから! 一生懸命なところが変わっていなくて嬉しかったですよ。ピアノのシーンもすごく練習をしてきていて、手元はあまり撮りませんでしたが、ずっと手元を撮っていても大丈夫なくらい上手でした。磯村君はどんどん伸びる役者になると思います」
4月28日(日)夜10:00-11:00(第1〜4話一挙放送)各話15分、全18話
AbemaTV内「AbemaSPECIALチャンネル」にて放送
【番組URL】https://abema.tv/channels/abema-special/slots/D4DhVZDVdMNCZm
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