「のだめ」「海月姫」の川村泰祐監督を直撃! AbemaTV超人気番組「オオカミくん」プロデューサーと描く新ドラマ「御曹司ボーイズ」とは?
――藤田社長をはじめ、AbemaTVのスタッフやプロデューサーはよく“眼福”と言っていますね。
「絵がキレイっていうのはとてもいいことですよ。例えばOLさんが仕事を終えてドラマを見るときに、やっぱり癒してほしいと思うんですよ、そういうときにきれいなもの、“眼福”的な映像を見ると癒しになると思う。キャストも絵もきれいなものはきれいにとろうというのが僕の主義ですから」
朗らか、ミステリアス、一本気、それぞれの個性が出た女性陣
――主演の平祐奈さんはじめ、女性キャストについてはいかがでしたか?
「麦役の平ちゃんは振り幅が広くて、賢い、頭がいいという印象です。僕も彼女がどこまで考えてやっているか分からないけど、こちらが意図した狙いどころに確実に落とし込んでくるんですね。これは才能だと思います。それと、とにかくかわいい(笑)。これは彼女の武器! すごくスケジュールがきついときでも現場に毎日笑顔で来てくれて。あの朗らかさはなんでしょうね、育ちですかね(笑)。男性陣がへたってるときも『行くぞ!』って引っ張ってくれてましたから」
「ふみの役の武田さんは掘れば掘るほど面白い人です。最初はどういう人か分からなくて『冷たくてクールな人かな? 近づきがたそうだな』と思っていましたけど、やればやるほど面白いのが出てきて、しかもお芝居が滑らない。ギリギリ狙っているところで、きっちり笑いや泣きにちゃんと持っていける女優さんですね。経験値もあるけど、底知れぬ深さがあると見ています。もっとも女優らしいといえば女優らしい人ですね、自分の全部を見せないところが(笑)」
「優役の岡本さんですが、彼女は恋愛ものが初めてで、最初は緊張していましたね。初々しいというか真っすぐというか、一本気というか、とにかく一生懸命、全力投球な人。それが優というキャラにうまく乗っかってよかったと思います。本人もこの役はやりやすかったんじゃないかと。今後どういう女優さんになるんだろう? 未完な感じがあって伸びしろをすごく感じます。いい演出家に出会っていい方向に行けば、すごい女優さんになりますよ」
――では、最後にドラマに込めたメッセージを教えてください。
「一番伝えたかったのは勇気ですね。若い子は躊躇せず、好きな人には好きだと言えるよう、後悔しない恋愛をしてほしいと思っています。当たって砕けたらそれも一つの経験になるし! ドラマを見て『好きな人の前では素直になろう』とか『よし、明日告白するか!』ってなったらいいなって。特に男子はがんばれ! 最近は男子が勇気を持って好きですと言えないように思えます。僕自身も若いころを思い返すとそうでもないけど……。だからこそ、少しでも男子の背中を押すことができたら嬉しいです。ドラマの御曹司たちも勇気をもって自分たちなりの答えを出しているので、世の男子も勇気を持とうぜ! ですね(笑)」
取材・文=高橋ダイスケ
4月28日(日)夜10:00-11:00(第1〜4話一挙放送)各話15分、全18話
AbemaTV内「AbemaSPECIALチャンネル」にて放送
【番組URL】https://abema.tv/channels/abema-special/slots/D4DhVZDVdMNCZm
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