真島ヒロがキリンのシンボル“聖獣麒麟”を超早描き! 「試しに描いたら10分くらいで…」
「アナログで描くのは久しぶりで緊張します」
―先生の作品は「友情」がテーマの一つだと思うんですが、先生にとって友情は幸せを感じることの一つですか?
真島:憧れの方が強いですね。僕学生時代はすごい友達たくさんいたんですけど、この仕事を始めてからもう全然友達いなくなっちゃって。「友達っていいよね」って、自分で描いてて思います。
―筆ペンを使われることって、イラストを描かれるときによくあるんですか?
真島:昔はよく使ってましたね。最近はデジタルなんで、今日久しぶりにアナログで描いていてすごく緊張しているんですよ。
試しで麒麟を描いた時も、ちょっとデジタルでやってたんで。アナログでやるのが本当に久しぶりですね。何か懐かしい感じはしますね。
―紙とデジタルで表現の違いは先生の中にありますか?
真島:あ~、すごいありますよ。デジタルだからこそできることもありますし、デジタルだからできなくなった表現っていうのもありますね。
―どんなところがデジタルならではの表現だと思いますか?
真島:画面を作るのがほんとアナログに比べて簡単になるんですよね。いい悪いはちょっと置いておいて。だから、簡単に作れるようになるので、作画スピードがものすごい上がりますね。
なのでデジタルにしたことによって、若干生産量は増えるかなって気はします。逆に、デジタルにしたことによって、本来の筆のペンだとか、筆の質感を出すのにはすごい苦労しますね。自分でもちゃんとできてるとは思ってないですし。
「デジタルの作画は日々修行」
―最初の作品の時からデジタルですか?
真島:デジタルは今回の作品からですね。『FAIRY TAIL』の途中からちょっとデジタルを取り入れみて、今回の作品になって最初からデジタルでやってます。
カラー自体は昔から、それはもう『RAVE』の途中からずっとデジタルでやってるんですけど、これがなかなかうまくならないんですよ。日々修行ですよ(笑)。
―デジタルの手法というのは、勉強されていたというよりは、『FAIRY TAIL』の途中からやり始めたのですか?
真島:我流ですよ、本当に。誰も周りに教えてくれる人いなかったんで。
―先生はいつも、よく落書きと絵をTwitterに投稿されていますが、描いてすぐ投稿されてるんですか?
真島:ちょっと日を置く時はありますね。描いたはいいけど、「ちょっと重たいニュースが流れてるな~」とか、そういう時はちょっとね、後にしようって思ったりとか。タイミングとかも含めて。
でも大概は描いたらすぐアップしちゃいます。その時の勢いっていうのは、すごい大事だと思うんで。
https://www.kirin.co.jp/campaign/seijyucp_01/index.html
■真島ヒロ先生・キリンの聖獣真剣お絵描き60分一本勝負