桜田ひより、声優初挑戦で難しかったのは「感情とせりふのタイミング」
佐智を演じる上でのこだわり
――演じた佐智はどんな女の子ですか?
佐智は自分のことをあまり表に出さない子で、友達の前でも自分の話をあまりしない。家族でも友達でも、どこか気を使っているような優しい女の子だと感じました。
――ご自身と似ているところはありますか?
基本的に自分の気持ちを伝えるのが苦手だけど、ちゃんと言わなきゃっていうタイミングで思い切るところは自分と似ていると思いました。楽器が弾けるところは自分と違いました。私は音楽が苦手なので(笑)。
――では、佐智を演じる上でのこだわり、見てもらいたいポイントはありますか?
人に気を使って、一緒にいる人によって変わる女の子なので、その違いを表現することにはこだわりました。難しいけどやりがいがあったので、ぜひ見てほしいです。また、作品の中で佐智が成長していく過程も見てもらいたいポイントです。
――桜田さんは同世代になりますが、佐智のような学生生活は憧れますか?
佐智のように部活に入っているのって、すごく「青春!」って感じでいいですよね。私はずっと部活に入っていなかったので、部活の居残り練習とかにも憧れます。
――実際に祐介君のような男の子がいたら?
祐介君は真面目で誠実なイメージ。みんなに優しいんだろうなと思いました。ちょっと照れ屋さんの部分は、佐智が好きなところだと思います。実際に友達にいたら、一緒にいて安心できそうだと思いました。
――主題歌「とおく」のミュージックビデオに出演し、いわきで撮影されたそうですね。
実際に佐智がいた場所に、佐智と同じ制服を着て、バイオリンを持って、同じ格好で立ってみました。気分はもう佐智でした。自分で見返しても、自分が佐智に見えてきました。
いわきは食べ物がおいしくて、景色がとてもきれいですね。空が広く感じられて、星もすごくきれいに見えました。
映画「薄暮」
6月21日(金)全国公開
出演=桜田ひより
加藤清史郎
下野紘、島本須美、福原香織、雨宮天、佐倉綾音、花澤香菜
原作・脚本・監督=山本寛
▼公式サイト
https://www.hakubo-movie.jp/