<緊急取調室>橋本じゅんらが舞台さながらの取り調べ劇を披露!「もっと取り調べられていたかった」
木崎勝則役:橋本じゅんコメント全文
映像作品でガッツリ共演するのは今回が初めてとなる天海祐希さん、そして小日向文世さんや田中哲司さん…。以前から大好きな方々との共演にワクワクしました。
また、僕は普段、変わった役が多いんですけど(笑)、今回は実年齢に近い役で、しかも現代劇。「こういう役をやれる年齢になったんだな」と、あらためて自分の年齢を意識しました。
また、今回演じる木崎はかつてコピーライターとして一世を風靡(ふうび)したものの、今では窓際に追いやられている男。
“一度は持ち上げられて、良い景色を見た人”が落ちていく過程で淘汰されてきたものは何なんだろう…と、いろいろ考えさせられる役でもありました。
視聴者の皆さんの心にも、そんな男のエレジーが響いてくれたらいいなと思います。
取り調べのシーンは舞台のようにできるのかと思っていたんですけど、すぐ近くにカメラがあると思ったら、ちょっと緊張しまして…(笑)。
そういう点で、僕個人としては本当の舞台との違いを感じたりもしたんですけど、天海さんと小日向さんと3人だけの芝居が面白く、いたって楽しい密室の時間を過ごせました。
取り調べの時の天海さんは、巧みにこちらを乗せたり落としたりしてくださるので、対峙しているだけで自分もダイナミックに芝居を動かしていくことができるんです。自分がうまくなった気分にもさせてくれますし(笑)、こんなに楽しんで演じたのは初めてかも! もっと取り調べられていたかったです!!
これまで取調室に入った人の中で、ほぼ緊張しなかった唯一の人間なんじゃないかと思われる僕ですが(笑)、そうやって取り組んだ芝居がどう映るのか…。僕自身もちょっと怖い半面、楽しみです。
梅田信吾役:三宅弘城コメント全文
天海さんと1年ぶりに共演できるのが、ものすごくうれしくて! もしかしたら、天海さんが推薦してくれたのかなと思ったんですけど、天海さんから「来るんだね!」というメールが届いたので、違ったみたいです(笑)。
僕は天海さんを見ていると、ありがたい気持ちになるんですよ。例えが合っているかどうか分からないですけど、お相撲さんがよく「元気に育つように…」という願いを込めて、赤ちゃんを抱っこしてくれたりするじゃないですか(笑)。それに近いような、ありがたい感じがするんです。
それにしても、取調官・天海祐希は格好良いですね! 特に、僕を取り調べるときは客観性を少し失っている設定なので、すごく感情が出るんです。
まさに“魅力爆発”という言葉がピッタリで、すてきだなぁと思いました。そんな天海さんを目の前にした取り調べシーンは、緊張しました!
というのも、ロケからクランクインする予定が変更になり、いきなり取り調べのシーンから撮影が始まったんです。
だから度肝を抜かれてしまって…(笑)。ただ、取り調べ特有の“非日常的な緊張感”を味わえるのは“役者ならではのぜいたく”でもあるので、極度な緊張はせずに、その醍醐味を堪能できた記憶があります。
第8話は、シーズン3で初めて男性ゲストがメインになる回。視聴者の皆さんにとって新鮮であると同時に、会社を題材にした物語なので、すごく共感できる部分もいっぱいあると思います。
最後にはスカッとする展開も待っていますし、この物語が皆さんの活力になればいいなと思います。
橋下拓海:入江甚儀コメント全文
オファーを受けた時は、大人気シリーズに参加できる喜びで震えました。橋本じゅんさん、三宅弘城さんのお二方が出演されている舞台を観劇した経験もあり、直に共演させていただけることに興奮しました。
また、天海祐希さんと以前共演させていただいた時は、母と子という関係だったのですが、今回は疑う側と疑われる身。天海さんの鋭い眼光がご褒美かと思うくらい、うれしかったです。
初日のスタジオの撮影で天海さんが「痩せた?」と話し掛けてくださって、そこから共演者の皆さまとの会話も弾み、体作りのウンチクを語らせていただきました。
今回は大先輩方に囲まれて、とても楽しく撮影をさせていただきました。とても和やかでいい雰囲気が常に流れていて、居心地が良かったです。
でんでんさんと「今日で最後かぁ。入江くん、またね!」なんて話をしていたら、次の日も会っちゃって、お互い笑い合う…なんてこともありました。
「緊急取調室」第8話は疎外感や孤独感、劣等感、誰もが感じ得る人との隔たりが物語の元凶でもあり、鍵となります。皆さまに楽しんでいただけると、うれしいです。