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トニー賞女優も振付で参加! 「ひょうきん族」「いいとも」の構成作家が新たに挑む“日本総狂宴ステージ”

2019/06/20 07:20

「海外で『KEREN』が『KARAOKE』と同じくらいポピュラーな言葉になったらいいなと(笑)」


【写真を見る】「KEREN」より、赤忍者vs黒忍者の対決シーン。デジタルアートと生の体技が融合したアクションシーンは、まさに“けれん”味たっぷり!
【写真を見る】「KEREN」より、赤忍者vs黒忍者の対決シーン。デジタルアートと生の体技が融合したアクションシーンは、まさに“けれん”味たっぷり!


──高平さんは、公演が始まる前のインタビューで、「どこから読んでも楽しめる雑誌みたいな舞台にしたい」とおっしゃっていましたが。

高平哲郎:演出家というのは、雑誌の編集長と同じだと思うんですよ。振付師、ダンサー、そして映像、音響、音楽という、あらゆるスタッフ、キャストがやっていることをまとめて、いわば一冊の雑誌にする、というのが演出家の務めですから。その意味で、当初の目標は達成できていると思います。

さっき、バーヨークから「7回も見てくれたお客さんがいる」という話があったけど、偉そうなことを言ってしまうと、ショーというものは、リピーターが付かなければ価値はないと僕は考えていて。何度も楽しめるステージにするにはどうすればいいかということも、今回すごく考えたし、そのあたりはバーヨークとも相談しました。

「KEREN」のワンシーン。石川五右衛門と現代の女子高生がまさかの競演!?
「KEREN」のワンシーン。石川五右衛門と現代の女子高生がまさかの競演!?


「KEREN」のワンシーン「WHAT A WONDERFUL COOL JAPAN」
「KEREN」のワンシーン「WHAT A WONDERFUL COOL JAPAN」


──公演タイトルの「KEREN」は、元々、歌舞伎などの伝統芸能における“奇抜さを狙った演出”という意味の「外連(けれん)」という言葉に由来しているものだと思うのですが…。

高平:ええ、そうですね。転じて、「邪道」とか「はったり」という意味もあります。

──バーヨークさんは、以前のインタビューで「“KEREN”という言葉の意味は、“クリエイティビティに制限を掛けない自由さ”だと解釈している」とおっしゃっていました。一方、作・演出の高平さんは、“KEREN”という言葉にどんな思いを込めたのでしょうか。

高平:このプロジェクトは最初、劇場のコンセプトでもある「COOL JAPAN」を合言葉に動き出したわけですけど、僕がまず思ったのは、歌舞伎をフィーチャーしたいなと。そこで思い浮かんだのが、僕が歌舞伎の作家の中で一番好きな鶴屋南北だったんです。「(東海道)四谷怪談」にしても、「天竺徳兵衛(韓噺)」にしても、変なことばかりするんだよね、鶴屋南北って人は(笑)。「四谷怪談」では、ちょうちんからお化けを出すとか、戸板返しとか、「天竺徳兵衛」では、ガマガエルが出てきたりする。こういうのを全部取り入れたいと考えたときに、象徴する言葉は“外連”しかないなと思ったんですよ。

ただ、実は最初、「外連の国 不思議のニッポン」っていうタイトルを考えてたんだよね。だけどそのうち、もういっそ思い切って「KEREN」でいいんじゃないかって(笑)。今後この言葉が一人歩きして、海外で「KEREN」が「KARAOKE」と同じくらいポピュラーな言葉になったらいいなと思ってるんだけど(笑)。

「KEREN」より、石川五右衛門ふうのキャラクターによる“葛籠抜け”のシーン
「KEREN」より、石川五右衛門ふうのキャラクターによる“葛籠抜け”のシーン


「KEREN」には連獅子も登場
「KEREN」には連獅子も登場


下に続きます
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール オープニング公演「KEREN」
8月25日(土)まで開催中
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
(大阪市中央区大阪城3番6号)
料金:S席=大人7500円 / 子供3000円
A席=大人5000円 / 子供2000円

〈STAFF〉
脚本・演出:高平哲郎
振付:バーヨーク・リー
タップ振付:HIDEBOH
殺陣:島口哲朗
ビデオコンテンツクリエイター:MOMENT FACTORY
音楽:仙波清彦、久米大作
ステージング・演出助手:室町あかね
宣伝美術:横尾忠則

【公式HP】https://keren.jp/

問合せ:チケットよしもと 0570-550-100
http://yoshimoto.funity.jp/

画像一覧
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  • 新劇場「COOL JAPAN PARK OSAKA」こけら落とし公演「KEREN」の脚本・演出を務める高平哲郎氏(写真右)と振付を担当するバーヨーク・リー氏(同左)
  • 【写真を見る】「KEREN」より、赤忍者vs黒忍者の対決シーン。デジタルアートと生の体技が融合したアクションシーンは、まさに“けれん”味たっぷり!
  • 「KEREN」より、終盤のクライマックスの一場面。さまざまな時代や文化が交錯し、不思議な感動を呼ぶ
  • 「KEREN」のオープニング。浮世絵がスクリーン上を縦横無尽に舞う
  • 「KEREN」のワンシーン「元禄花見踊り」
  • 「KEREN」では、日本古来より伝わる“妖怪”たちも登場
  • 「KEREN」のワンシーン。修行僧たちが見事なタップダンスを披露
  • 「KEREN」のワンシーン。石川五右衛門と現代の女子高生がまさかの競演!?
  • 「KEREN」のワンシーン「WHAT A WONDERFUL COOL JAPAN」
  • 「KEREN」より、石川五右衛門ふうのキャラクターによる“葛籠抜け”のシーン
  • 「KEREN」には連獅子も登場
  • 「KEREN」の一場面。大仏殿が崩壊していく様子を描く、スペクタクルなシーン
  • 剣豪が“竹藪”を真っ二つに! デジタルアートを駆使した「KEREN」ならではのワンシーン
  • 「KEREN」のワンシーン。サムライたちが醸し出す張り詰めた空気は、黒澤明監督の時代劇映画を思い出させる
  • 「KEREN」のフィナーレ
  • 「KEREN」で披露されるダンスは「ブロードウェイでも見られないオリジナルのもの」と自信を見せる振付担当のバーヨーク・リー氏(写真左)
  • 今見ている番組として、海外ドラマや「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」、「プレバト!!」を挙げた高平哲郎氏(右)
  • 「大阪以外の方々に、もっとたくさん見てほしい」(高平哲郎)、「今まで味わったことのないような面白い体験ができるはず」(バーヨーク・リー)と、それぞれ「KEREN」を熱くPR

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プレバト!!

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2024/11/28(木) 19:00~20:00 /TBS

出演者:浜田雅功 清水麻椰 銀河万丈 

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