『ドラマ甲子園』大賞は“真夜中のラブレター”のような作品「受験に悩んだ気持ちを込めた」
高校生のための演出家発掘プロジェクト、第6回「ドラマ甲子園」大賞授賞式が7月5日に行われ、愛知県在住の高校3年生・伊藤佑里香さん(18歳※応募時は17歳)の「受験ゾンビ」に大賞が贈られた。
演出家は脚本が書けてこそ演出能力を発揮できるという考えから、「ドラマ甲子園」では、感受性が高く、クリエイト能力が花咲く時期である高校生を対象に、1時間のドラマ台本を募集。大賞に選ばれた作品は、執筆者本人の演出の下、プロのスタッフのサポートと俳優たちの出演によりテレビドラマとして制作・放送される。
選考委員長の山口真氏は、本作を「真夜中のラブレター」と表現。そして、「丑三つ時にテンションが上がった状態で書いた作品なんじゃないかなと思いました。普通の大人であれば、翌朝、読み返して恥ずかしくなってしまう」とコメント。しかし、そこに「大人には出せないようなパワー」を感じたことが選考の理由だと明かした。
大賞を受賞した伊藤さんは、「中学1年生の時に学校の映画部に入ったことがきっかけ」で脚本を書き始め、「高校に入ってからは有志で人を集めて映画を作っていた」という。
また伊藤さんは、現在高校3年生であることから、「受験生の夏を(ドラマの)制作に当てるのはどうしようかと正直悩んだ」と語りつつ、「周りとの受験への意識のギャップに悩んだ気持ちを込めて作った作品だったので、受験生の夏に作った方が面白いんじゃないかなと思って引き受けました」と明かした。
続けて、作品のドラマ化について、「群像劇を作れることがうれしいですし、たくさんのスタッフの方と制作ができるのがすごく楽しみです。不安が大きいですが、精一杯頑張って面白い作品にしたいなと思っています」と意気込んだ。
ドラマ化された作品は、10月よりCS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメで放送予定。
CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメにて10月放送予定
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