
「バラエティーは戦場、バトルという感じ」
――今、ちょっとしたきっかけで転機となって広がっているので、一つに絞るんじゃなくて、やれることをどんどん挑戦していきたいという感じなんですね。
時代もあるかなって思うんです。TwitterやInstagramからスターが生まれることがありますから。もちろん好きなことを突き詰めて行くっていうのは大事なことなんですけど、私はのらりくらり流木のように流れ着くところで、風の吹くままにやってきたので、それはそれで私のスタンスというか、やり方にあってると思うんです。「凪のお暇」のお暇をいただいて人生を広げるみたいな選択もありつつも。
――気持ちを切り替えて。
そうそう。いろいろあると思うんですけど、逆に人の縁をたどっていけば、自分に合う人だったり、自分を助けてくれる人、あるいは自分が助けてあげられる人にたどり着いていったりして、そういうのがお仕事になっていくのが私は幸せだなって思うので、気持ちよく、楽しく。
――バラエティー番組だと、音楽活動や女優業よりも素のウイカさんが見られるんですか?
素じゃないですよ!(笑)試されてるって感じですかね?
――ドラマとは違う感じで撮影に臨まれてると思いますけども。爪痕残すとか。
昔から応援してくれてるファンの方が、「今日も爪痕残してね!」って、そういうプレッシャーを与えてくるわけですよ。「毎回爪痕残してたら爪削れて無くなってまうわ!」って(笑)。
それぐらい期待してもらえてるのもうれしいし、バラエティで知ってもらって、バラエティーに呼んでもらえるというのもあると思うんですよね。バラエティはどこよりも緊張感がある現場なんですけど、やっぱり戦場、バトルという感じがあるので、そこで鍛えられつつも、皆さんに知ってもらって、ドラマを見て「お芝居もできるんだね」とか「もともと役者だったんだ」とか、普段の言動だったり行動も理解してもらえたりすると思うので、私を知ってもらうきっかけになればいいなと思っています。
取材・文=田中隆信
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。




























