ハリウッドスター”ロック様”ことドウェイン・ジョンソンは何故こんなにも愛されるのか?<ザテレビジョン シネマ部>
今世界で最も愛されているハリウッド・スターは誰か?そう問われたとき、真っ先に名前が挙げられるのが、ドウェイン・ジョンソンだ。先ごろ公開された人気シリーズの最新作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019)』は最初の週末だけで約1億8000万ドルもの世界興収を記録(Box Office Mojo調べ)。昨年来、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)』、『ランペイジ 巨獣大乱闘(2018)』(8月11日夜5:55 WOWOWプライムほか)、『スカイスクレイパー(2018)』と主演作の公開が相次ぎ、日本でもすっかりお馴染みの顔となった。主にアクション映画の分野で活躍目覚ましいドウェインだが、彼はなぜ、こんなにも愛されるスターとなったのか?
ご存じのとおり、ドウェインのエンターテインメント界でのキャリアは、WWE(旧WWF)のプロレスラーとして始まった。ザ・ロックというリングネームで頭角を現わした彼は、WWEのスーパー・スターへと上り詰める。鍛え抜かれた筋肉質のボディは強さの象徴。その一方で表情の豊かさは人を引きつけずにおかない。そして何より、トークにも振る舞いにも卓越したユーモアが宿っていた。俺様キャラの鮮烈なイメージゆえに、彼のことを、愛情を込めて“ロック様”と呼ぶ日本のファンも少なくない。そんな資質は、俳優に転向した現在も存分に活かされている。