田中美佐子、昔の遠藤憲一は「前に出ることができないタイプで苦労していた」
田中美佐子、クランクインコメント
――クランクインはいかがでしたか?
思った以上に楽しかったです。なんか、こういう話(のドラマ)だと現場が重くなっちゃうんじゃないかと思っていたけど、エンケンさんをはじめ、みんなダジャレ好き・ジョーク好きの方がそろっていて、娘たちもすごくそれに乗ってくれて、本番以外は楽しくできています。
――クランクイン前にいつもされていることは?
役に関しては何も考えないんです。現場に入って、セットを見て、衣装を着て、こういう生活水準で、こういう家庭でというのが何となく見えてきたら後は監督の言う通りにできたらいいなっていう、どっちかというと(役に)ニュートラルに入るタイプなんで。
でもドラマに入る前には必ずちょっとだけ休みをもらって、やりたいことをいっぱいやり続けてスッキリしてからストレスの溜まるドラマに行こうといつも思ってます(笑)。
――1週間何も予定を入れないでほしいと事務所に頼んだそうですね?
テニスを毎日し続けようと思った初日に腰を痛めてしまって…。それで先だってお尻に注射を打ちました! 長い針で脊髄に打つブロック注射ってやつ。腰が痛くて立てなかったから1週間寝たきりで休みが終わり、ストレスがものすごく溜まりました(笑)。
でも逆に、私はせっかちなので普段ゆっくりすることがなくて。1日中椅子に座って外を眺めたり、スマートフォンで何かを見たり、こんなゆったりした時間もいいなって。初めて音楽とかも聞きましたよ、ジャスティン・ビーバーとか(笑)。音楽っていいなって思いました。
――共演者についてはいかがですか?
私が思う遠藤憲一さんの一番の魅力は、気が弱いところ。若い頃は“前に出ることができないタイプ”で苦労されていて、だからこそ今、必死に自分を表現している姿がすごくすてきだなと思います。
田中美里さんとは、名前が一文字違いゆえ一緒にキャスティングされることはないかなと思っていたので、今回実現できて良かったです。実は美里さんがご自身のラジオ番組で話した内容に対し「この前の(ラジオ)面白かったです」「ファンになりました」と、言われることがたびたびあり、それだけ人気のある方なので私は得をしていました。
でも今回の脚本を読むと…この夏きっと演技上でバチバチあるかもですね(笑)。