中山美穂が「時効警察」で“凄腕婚活アドバイザー”に!「自分の中でイメージを膨らませました(笑)」
中山美穂コメント
――「時効警察はじめました」へ出演が決まった時の率直な感想は?
前シリーズの放送時は生活拠点を海外に置いていたため、存在自体を存じ上げなかったのですが、今回出演するにあたって情報を得て「そんなに面白いドラマだったんだ!」と、ワクワクしました。
また、12年経ってまた同じメンバーでやれるなんて、とてもうらやましいこと。今回ご一緒した主要メンバーはオダギリさん、麻生久さん、吉岡里帆さんのお三方だけでしたけど、チーム感が出来上がっているなって思いました。
――世界観や設定など、作品自体に対しては、どんな感想をお持ちですか?
脚本も演出もとても独特ですよね(笑)。シュールで、どちらかと言うと舞台っぽいというか…。最初に脚本を読んだ時もせりふの間合いなど、普通のドラマを演じているときとまた違う読み方ができて、「これ、どうなっているのだろう!?」と思ったんです。それで、改めて前シリーズを見させていただいて「あっ、こういうことか!」と。すぐに舞台調なイメージが湧いてきました。
――今回演じる町子像については、どうやって構築しましたか?
ゲストは「時効警察」独特の空気になじみすぎてもいけないだろうし、塩梅については考えました。いずれにせよ、町子は婚活アドバイザーなので、マナーに長けた女性という感じはお芝居で出せたらなぁと。本当は撮影前に、本物の婚活アドバイザーの方にお話を伺えればよかったですけどね。誰からもその存在を聞いたことがなかったので、自分の中でイメージを膨らませました(笑)。
――演じるにあたって、今泉力哉監督から何かリクエストはありましたか?
「余裕のある町子さんが理想だ」とおっしゃっていました。
――じゃ、初日から余裕を持って…。
まったくないです! 心臓がバクバクしています。初日からせりふも多くて、かみかみでしたので、スタッフの皆さんに申し訳ないなと思いながら、撮影しておりました。
――オダギリジョーさんと麻生久美子さんとは初共演。どんな印象を受けましたか?
お二人とも「テレビで見てきた方々だ!」という感じですね(笑)。初共演で先入観がなかった分、役と役で向き合うことができたので、良かったです。また、撮影自体も新鮮で…!
今回また新しいタイプの監督さんに出会った感じがしました。今泉監督は一つのシーンをいろんな角度から撮られますし、たぶん編集でいろいろ面白くされる方じゃないかな。私自身も“完成作品の想像がつかない中で演じる”というアプローチを楽しんでいます。新しい私も引き出されるといいなと思いますし、何よりも皆さんが楽しんできた「時効警察」がさらに楽しい作品になるように頑張ります。