常盤貴子、“国民の妹”さくらを熱演!「なにがあってもお兄ちゃんの味方!」
2020年1月5日(日)にスタートする「贋作 男はつらいよ」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSプレミアム)の試写会が行われ、桂雀々、常盤貴子らが登壇した。
1969年に公開されて以来、多くの人に愛され続けている山田洋次監督、渥美清主演の映画「男はつらいよ」シリーズ。同シリーズは、主人公の車寅次郎(寅さん)と、寅次郎の腹違いの妹さくら、おいちゃん、おばちゃんらが集まる団子店を中心とした東京・葛飾柴又と寅次郎が訪れる日本各地を舞台に、寅次郎がそこで出会った"マドンナ"と恋愛模様を繰り広げながら、騒動を起こす人情喜劇。
同作では、舞台を東京・葛飾柴又から大阪に変え、「贋作 男はつらいよ」として寅さんを現代によみがえらせる。
常盤「“贋作”を自ら作ろうという心意気がさすが」
寅次郎を演じる雀々は、「2年前に落語会のチラシを作る際に寅さんの格好をしたのですが、それをたまたま山田監督がご覧になって。それをきっかけに知名度もなければ演技力についての情報もない状態で私を指名してくださいました」とキャスティングの裏話を明かす。
「以前、芸術家の横尾忠則さんが既に完成された作品を上からペイントして美術界が大騒ぎになったと聞いたことがあります。この作品について聞いた時にも同じことを思いました。国民的な映画にも関わらず、だからこそ、“贋作”を自ら作ろうという心意気がさすが山田監督だなと感じましたね」と今作への印象を語ったのは常盤。
「この“贋作”をきっかけにお正月に50作目の映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』を見に行っていただけたらうれしいです」と思いを語った。