乃木坂46・生田絵梨花が思わず赤面した勘違いを告白!
乃木坂46・生田絵梨花が、2020年3月7日(土)より上演されるミュージカル「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~」に出演する。
同作品は、「オペラ座の怪人」「キャッツ」を生み出したミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーの傑作を日本初上演するもの。白井晃の演出の下、主演を三浦春馬、ヒロインを生田絵梨花がそれぞれ務める。
今回、生田に同作品に対する意気込みや役柄について、多忙な中でモチベーションを上げる秘訣などを語ってもらった。
――三浦さん演じる「男(ザ・マン)」をイエス・キリストの生まれ変わりだと信じ込む少女・スワロー役ですが、この役を演じる上で意識することは?
「スワローにとってのイエス・キリストの存在は、日本の方にとってはあまり馴染みがないかもしれません。だからこそ丁寧に掘らねばならない部分ですし、人間には弱い時や悩んでいる時に何かにすがりたくなったり、信じるものを軸にしてそれを救いにすることは少なくありません。それが、スワローにとってのイエス・キリストなんだなと。スワローが『亡くなったお母さんに会わせてほしい』と祈った時にザ・マンが現れて、イエス・キリストだと思い込む、その"純粋に信じる心"というものを大事にしたいなと思っています」
――これまで演じられてきた役では、生田さんが演じるとピュアさが際立つような印象がありますが、特に意識などはされているのですか?
「特に意識はしていないのですが、今やっている『キレイ―神様と待ち合わせした女―』では演出の松尾スズキさんから品をなくしてほしいと言われて、言葉遣いを荒くしてみたり座り方も脚の力を緩めたりしてみているので、それが出ないように気を付けたいです(笑)」
――乃木坂46と個人の仕事がすごく増えている中で、ご自身の気持ちに変化などはありますか?
「ちょっと前までは何をするにしても『自分なんて...』っていちいち思っていたんですけど、今は『これを表現するためには、どうしたらいいんだろう?』とか『足りないところは、どうやって補ったらいいんだろう?』と、少しは前向きに向き合えるようになってきたんじゃないかなと思います」
――後輩も増えてグループ内での自分の役割が変わったと感じることはありますか?
「質問されることが増えて『答えた分、自分がしっかりしなきゃ』とか、聞かれたことで自分の頭の中で整理されて『自分ってこう思っているんだな』と感じることもあるので、後輩ができることって自分自身の勉強になるなと思います」
――多忙な中、仕事へのモチベーションを上げる秘訣は?
「日常的な事で言うと、おいしい物を食べることですね。私、食べ物にすごく影響されちゃうみたいで、買ってばかりではなく白米だけでもちゃんと炊いて食べたり、メンバーやお友達と『ごちそう食べに行こう!』って焼き肉とか食べに行ったりしています。それと、究極を言うと"自然"です。時間がないと行けないけれど、(都心から)ちょっと離れたところに行って、森林だったり滝とかにマイナスイオンをもらうのもリフレッシュの1つかもしれません。そして後日、『楽しかったね』って思い出して仲間と話すだけでもパワーになります!」
――スワローはイエス・キリストの生まれ変わりだと信じ込んだザ・マンに「死んだお母さんにもう1度会いたい」とお願いをしますが、もしご自身が今、神様にお願いするならどんなことを願いますか?
「オーロラを見せてほしい!死ぬまでに1度見てみたいんですけど、オーロラを見るのって場所が遠いし天候の条件もあってすごく難しいらしいので。神様特権でサッと連れて行ってもらって、オーロラが出たら『出たよ!』って教えてもらいたいです!(笑)」
――スワローの勘違いから始まる物語ですが、ご自身の"最近の勘違いエピソード"を教えてください。
「この作品の衣装合わせの時、何着か着た後に白井さんが『やっぱりこれにしよう!』って1番最初に着た衣装に決めたんです。その時に、白井さんが『(全パターンを試させて)1周回ってごめんね』っておっしゃったんですけど、私は「(衣装を確認したいから)1周回って。ごめんね」っておっしゃっているんだと勘違いして、その場でゆっくり回って『どうですか?』みたいな顔して見たら、『え、何が?』みたいな反応をされてしまって...。白井さんとはそれが初対面だったので、すごく恥ずかしかったです(笑)」
――最後に、本番に向けて意気込みをお願いします!
「『汚れなき瞳』という副題を見て、ちょっとプレッシャーを感じています。子役の子供たちと一緒にやる中で、スワローが少女から大人の女性に移り変わる途中という年代に見えなくてはいけないので、このタイトルに恥じぬように演じなきゃなと思っています。自分の瞳を信じて頑張りたいと思います!」
文=原田健 撮影=中川容邦
ヘアメイク=吉田真佐実 スタイリスト=鬼束香奈子