――今回の「バレンタイン・ブルー」では、どんな役を演じられるのでしょうか?
「オーガニック」というアイドルユニットを組んでいる姉妹の妹役なのですが、かわいいと言いますか、どこかツッコミどころのあるおかしい役を演じています。姉はそのアイドルユニットに対して積極的なのですが、それに対して妹は「もう、いいんじゃない…」とどこか冷めています。
これまで私は、コメディーについてはあまり触れたことがなかったですが、テンポ感や舞台上でのリズムというのがコメディーにおいて大事なんだと気付かされました。なので、テンポ感やリズムについて意識して取り組んでいますが、とても新鮮です。
稽古場では、そのシーンに出演していない役者さんたちも傍らで見ているわけですが、日によって聞こえてくる笑い声が違うんです。そういった意味でコメディーは日々進化して面白いなと思います。
夢にちょっと冷めた妹役の成長過程を見てほしい!
――出演者の中で影響を受けた役者はいますか?
そうですね、個性豊かな人が集まっているので、参考という意味では全員の演技から影響を受けていますが、なかでも西ノ園達大さんの演技は参考にさせていただいています。自然体なのにクスッと笑わせてくれる。コメディーってコメディーをやろうと思わない方がいいんだなと思わせてくれて、とても勉強させていただいています。
――「私のここに注目してほしい!」という部分があれば教えてください。
アイドルとして歌うシーンですね。「掛け声」なんかもあるので、客席に座っている人たちも参加でき(笑)、手拍子などをしてくれたらとてもうれしいです。そんな中で、私はファンが掛け声をかける際はファンが引き立つような演技を心掛けていますが、基本的にはコメディーリリーフで、外野からやんややんや言っている役なのですが、彼女なりに成長していく姿にもぜひ注目してほしいですね。
――今回の舞台の見どころは?
総勢15人の出演者がいる中で、一人一人にきちんとスポットが当たっていきますので、その個性にぜひ注目してもらえたら。常に誰かが誰かを支えていて、誰が欠けても成り立ちません。ほっこりあたたかいストーリーで、クスクス笑えてホロッともします。ぜひ楽しみにしていただきたいです!
2月18日(火)~25日(火)
会場=東京・博品館劇場
出演=前島亜美、久保田秀敏、武子直輝、日比美思、飛鳥凛、出口亜梨沙、中﨑絵梨奈、行徳智仁、會田海心、近藤廉、髙橋果鈴、福田愛依、髙石あかり、しゅはまはるみ、西ノ園達大
作・演出=堤泰之
公式サイト=http://no-4.biz/valentineblue/