<アライブ>強みは豊かな感情表現!岡崎紗絵が発揮する“共感される力”
放送中のドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)に出演する研修医・夏樹奈海を演じる岡崎紗絵。2月28日放送の第8話で描かれたのは、奈海が患者との距離感に悩むエピソード。岡崎は、豊かな表情の演技で奈海の成長ぶりを表現し、視聴者から多くの共感の声を引き出した。
患者に拒絶され…研修医・奈海の苦悩
腫瘍内科医・恩田心(松下奈緒)が受け持つがん患者のエピソードと、亡くなった心の夫・匠(中村俊介)をめぐる医療ミス問題を二本の柱に展開してきた「アライブ―」。第7話で匠の執刀医だった須藤(田辺誠一)が謝罪したことで医療ミス問題がひとつの区切りを迎え、第8話は腫瘍内科のメンバーの奮闘ぶりがより濃密に描かれる展開となった。
中でも第8話でフォーカスされたのが、研修医・奈海の頑張りと成長だ。
幼いころからがんで入退院を繰り返していた高校生・井上和樹(萩原利久)が、再発し入院してきた。弟をがんで失った経験から小児科医を志す奈海は、和樹に寄り添おうと積極的に声を掛ける。だが奈海の言葉は、再発に絶望する和樹の心を逆なでするばかり…。
患者との距離の取り方が分からず悩む奈海。それでも、和樹の心を少しでもほぐしたいとさらに踏み込み、和樹に「代われもしないのに、偉そうなこと言うんじゃねえよ!」と拒絶されてしまう。病室から追い出されてやるせなく天を仰いだ奈海の表情には、はっきりと苦悩の色が浮かんでいた。だがその後、心に「きっと、その思いは通じてるから」と背中を押され涙を流した時、その顔には傷ついても患者に寄り添うひとりの医師の決意が宿っていた。