齊藤京子「バンジージャンプが一番つらかった」
――予告編を見ると、つらかったことも多かったようですね。
佐々木:もちろんつらいこともありますけど、それより楽しいことの方が多いから、みんな頑張れているんだなと思います。
潮:うん。本当に山あり谷ありって感じで、いろいろなことを経験した分、それだけ強くなれるし、当たり前のことにも感謝をできるようにもなると思うので。あの時があったからこそ学べたり、今があると思っています。
齊藤:ステージではない場所で頑張っているところや苦労しているところ、泣いているところやつらかったところなど、全部ひっくるめて日向坂46なので、そういうところを見ていただきたいです。
――日向坂46はデビューした年に「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)に出場したり、最速で東京ドームライブが決定したり。普通にニュースを見て、順風満帆なグループだと感じている人もいると思います。
潮:(順風満帆と)思ったことはないですね。日向坂46になってから知ってくださった方もたくさんいると思いますし、そういうふうに思っていただくこともあるのかもしれませんが、そこに関しては何も思わなかったです。
ただ、いろんなことがあってここまで来ましたということを知っていただきたいなという気持ちは、心のどこかにあったりもしました。なので、知っていただけるきっかけになるこの映画を、けやき坂46時代を知らない方にも見ていただきたいです。
齊藤:デビューの年に紅白さんとかレコ大さんに出させていただいて、すごいと思ってくださっている方もいると思います。でも、映画のタイトルの通りなんですけど、(活動開始から)3年目でのデビューだったので、それまでを知らない方は「え? こんな感じだったの?」と思うでしょうし、そこもぜひ見ていただきたいです。
佐々木:うーん、やっぱり日向坂46は笑顔という印象が大きいと思うんですけど、今まであまり見せてこなかった涙などもドキュメンタリーの中にはたくさんあるので、今まで見てもらったことのない姿を見せつつ、でもハッピーになれるドキュメンタリーになっているんじゃないかなって思います。
――その3年の中で、それぞれつらかったことや厳しかったこと、そしてうれしかったことを教えていただけますか。
齊藤:厳しかったことがバンジージャンプ(2016年6月放送のテレビ東京系「ひらがな推し」)で、あれを超えるものがどうしても出てこないので…。申し訳ないんですけど、バンジージャンプが一番つらかったです。
うれしかったことは紅白です。紅白歌合戦はずっと憧れで夢のステージで、しかも12月31日ということで(デビュー年の)本当の集大成という感じで。最高の日でした。
佐々木:私もうれしかったのは紅白歌合戦です。でも、単独アルバム発表の時もすごくうれしくて泣いて、それとすごく迷いました。紅白歌合戦は毎年テレビで見ていたので、その日は今までと違う、すごく濃い一日を過ごしたんですよ。テレビで見てくださっている方も多いので、実家に帰るといろんな子から「紅白見たよ」って決まり文句のようにみんなから言われました。やっぱりすごいなって。
そして、一番つらかった…というわけじゃないですけど、私にとっては去年のデビュー1年目が、今までと環境が全然変わったので、それに付いていくのが必死だったなっていうのは、今感じます。
潮:すごく迷いますね。うれしかったことが本当にたくさんありすぎて一つとは言えないんですけど。紅白はもちろん、たくさんの音楽番組に出させていただいたことはアイドルになって(テレビ番組で歌うことは)夢だったのでうれしかったですし、冠番組をいただけたってことも、ライブをたくさんできたこともうれしかったです。
つらかったことと言えば、佐々木美玲も言った一年目です。いろんなことを経験させていただいて、自分とちゃんと向き合う時間が自然とできて、その中でいろんな壁にぶつかってしまって…。本当に本当に結構大きな壁にぶち当たったので、そこが一番つらかったかなって思います。
2020年公開予定
出演=日向坂46
監督=竹中優介
HPアドレス=https://hinatazaka46-documentary.com
(C)2020 映画「3年目のデビュー」製作委員会
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