<陰陽師>佐々木蔵之介、相棒・市原隼人について「変わらず真っすぐで純粋ですね」
市原隼人のコメント
僕は17年前に違う役柄ではありますが、映画の「陰陽師2」(2003年)に携わっているので、特別な思いがあります。まったく違う作品、役柄でこの「陰陽師」に戻ってこられた…不思議な再会をさせていただけたんだなと、純粋にうれしく思っています。
佐々木蔵之介さんには久々にお会いしたのですが、立ちふるまいも格好よくて晴明なんですよね、そこにいるだけで。改めて“役者ってすてきだな”と思わせていただける蔵之介さんの背中を、そばで見ることができてうれしかったです。
劇中に「都も悪くはない。ありがたいことに晴明、お前がいる」というせりふがあるのですが、それが晴明と博雅の関係の象徴だと思うんです。博雅は怪奇現象に全然慣れていない、信じる信じないというよりもまず、どう捉えていいのかすら分からない状態なんです。
恋もするし、音楽や芸術などもたしなむ人間くさい人物です。そんな博雅は、くせのあるキャラクターぞろいの「陰陽師」の中でとても標準的な人。改めて“普通”を演じるのは難しいなと、実感しています。
時代劇ってロマンなんです! この時代を実際に見たことのある人って誰もいないですよね?
だからこそ今、作る意味があると思うんです。これまでに「陰陽師」を見たことがある方にも絶対に見ていただきたいと思いますし、現代に「陰陽師」の世界観がどう映るのか…。
この作品は、見たことがない世界を見せてくれる、感じたことのない世界を感じさせてくれるエンターテインメントの根源だと思いますので、どの世代の方にも楽しんで見ていただけると思います。
3月29日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系にて放送