「女を演じる方が難しい!!」仲間由紀恵が男女2役の苦労を語る
7月17日（日）にNHK BSプレミアムで放送を開始するBS時代劇「テンペスト」の取材会が緑山スタジオで行われ、主演の仲間由紀恵をはじめ、高岡早紀、若村麻由美、上原多香子、かたせ梨乃、藤真利子、八千草薫が琉装姿で出席した。
同作は、琉球王国末期の王宮を舞台に、美貌と才能を併せ持つ女性が性を偽って政府の役人になり、人を愛し琉球を愛し懸命に生きる姿を描く、波乱万丈でけんらん豪華なエンターテインメント時代劇。
女性でありながら性を偽って宦官として王府役人となる真鶴と寧温の男女2役を演じる仲間は「本当に素晴らしい作品に仕上がると誰もが確信をしております。扮装ひとつとっても鮮やかな色使い、そして首里城の夕陽、朝日のような真っ赤な赤、沖縄の青い海や空、といろいろなものの力を借りながら、壮大な作品になっております。その時代に生きていた女性たちの持つせつなさや人生も楽しんで見ていただけたらと思います」と作品に対する手応えを語った。琉球の王族神で、絶大なる権力を持っている聞得大君（きこえおおきみ）を演じる高岡は「初めて沖縄のお話しに参加させていただいているんですけども、衣装がすごいあでやか。今までの日本の時代劇とは全然違った魅力のある衣装と髪型で楽しませていただいてます。テレビドラマに出演させていただくのは1年半ぶりくらいになりますが、ストレスを発散できる役をいただいて楽しんでいます」と笑顔で話した。また、尚泰王（しょうたいおう）の側室、真美那役の上原は「沖縄を感じるために先月沖縄に帰りました。首里城まで足を運んだり、琉球の美しさを感じて、この作品にたずさわれることがほんとに光栄だなと感じました」と話した。さらに、尚育王と聞得大君の母、国母を演じる八千草は「台本を拝見した時、とても面白いと思いました。白髪になるのが初めてで、時々鏡にうつった自分を見ると『あれ？ 私なの？』ってふと思います（笑）」と明かした。
役作りにおいて苦労したことを聞かれた仲間は「男女2役の演じ分けが大変でした。声のトーンに常に気を配って、自分を男だと思い込んで演じていたら、後半真鶴を演じるときに真鶴ってどんなだったかなと考えてしまい、女の気持ちを演じる方が難しく感じましたね」と告白。「寧温の方がしみついてしまって、女性の持つやわらかさや母性を意識して演じました」と苦労を明かした。
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7月17日（日）スタート
毎週日曜夜6:45-7:30 NHK BSプレミアム
※初回放送は73分のスペシャル版
