<映画クレヨンしんちゃん>りんごちゃん、声優初挑戦で「ものまねのレパートリーが増えそうな予感」【インタビュー】
――“声の演技”というものについて、どんなところに難しさを感じましたか?
りんごちゃん:私はもともと、お話をするのも好きだし、歌も好きだし、ものまねをするのも好きなので、声優の仕事って、すっごく楽しみだったんですよ。でも、いざ収録が始まると、やっぱりめちゃくちゃ難しくて。そもそも、(キャラクターの)口の動きに合わせてしゃべるのがうまくいかないんですよね。特に最初は緊張して、セリフも棒読みでしたし、体も固まっちゃってました。
――では逆に、楽しかった点は?
りんごちゃん:収録が進むにつれて、だんだん役とシンクロしていったというか、「こういう感情のときは、体も使って話したほうがいいんだな」みたいなことに、ふと気付く瞬間があったんです。そこからは、「うりゃあ~!」って感じで(笑)、役になりきって、自由に楽しく演じることができたんじゃないかなって思います。
――声優に挑戦することで何か気付いたことや、新たな発見はありましたか?
りんごちゃん:さっきも言った歌のシーンも含めて、普段はなかなか出さない感じの声にも挑戦させてもらえたので、新しい人が私に降りてきたというか(笑)、ものまねのレパートリーが増えそうな予感がしました。ニューアップル誕生の予感、っていう感じですね(笑)。
――アフレコの際、京極尚彦監督からは、具体的にどのような指導があったのでしょうか。
りんごちゃん:監督さんはすごくこだわりが強い方なので、短いセリフでも、それこそ「あっ!」とか「えっ?」みたいな、一文字、二文字のセリフでも、簡単にはOKを頂けなかったんですね。でもそんな中で、「もうちょっとこういう感情で…」というような細かい指示をお聞きしているうちに、監督さんの作品への思いが伝わってきて。そのおかげで私も、よりこの作品が好きになりました。
9月11日(金) 全国東宝系にて公開
<スタッフ>
原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)
監督:京極尚彦
脚本:高田亮、京極尚彦
主題歌:レキシ「ギガアイシテル」(ビクターエンタテインメント)
製作:シンエイ動画、テレビ朝日、ADKエモーションズ、双葉社
配給:東宝
<キャスト>
しんのすけ:小林由美子
みさえ:ならはしみき
ひろし:森川智之
ひまわり:こおろぎさとみ
ぶりぶりざえもん:神谷浩史
防衛大臣:山田裕貴
リンゴ・イチゴ・メロン:りんごちゃん
姫:きゃりーぱみゅぱみゅ
【HP】http://www.shinchan-movie.com/
【Twitter】@crayon_official
(c)臼井儀人 / 双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2020