坂本龍一、プレミアムライブを無料生配信「ポジティブにこの時間を使ってほしい」
今回のライブは三部構成となっており、オープニングに続き、坂本のオファーにより出演を快諾した、三味線奏者の本條秀慈郎がゲストとして迎え入れられた。2019年に坂本が書き下ろした楽曲「honj Ⅱ-2019」が演奏されると、三味線から奏でられる音が心地よく鳴り響いた。
次は「improvisation -20200402」と題し、坂本がピアノのなかの弦を石やコインなどでこする内部奏法や、40年振りに復元されたバシェの音響彫刻、エレキギターなどを用いて、三味線の音に加わり、即興デュオが披露された。
ライブは一度中断し、感染防止対策のため、5分間の換気休憩が入れられた。休憩中は、“3学会合同日本 COVID-19対策 ECMOnet”からの新型コロナウイルスに関するメッセージが映し出され、会場に医師を招き、坂本と新型コロナウイルスについて、対談の時間が設けられた。
そして、坂本のピアノソロによるエンニオ・モリコーネのカバー曲「1900」でライブが再開した。映画「米軍(アメリカ)がもっとも恐れた男 カメジロー不屈の生涯」のテーマ曲「Gui」や、ファンのなかでも不動の人気の「水の中のバガテル」、そして「美貌の青空」と続いた。それから1999年に発売され、CM曲にも起用された「energy flow」、映画「戦場のメリークリスマス」で、初の映画音楽を担当した「Merry Christmas Mr. Lawrence」などが存分に届けられた。
最後は、改めて「コロナに負けず、がんばってほしい」とメッセージを残し、エンドロールとして、「Perspective」でライブを締めくくった。
なお、このライブの模様はdTVにて配信されることが決定しており、詳細は後日、公式ホームページにて発表される予定だ。
「playing the piano europe 2009_Limited Edition」配信中
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配信サイト: https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007155
※配信期間:各作品の配信開始日から4週間