アクション、映像、そして舞台へ
現在放送中の「浦安鉄筋家族」(テレビ東京系)や、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」で披露したアクションも高く評価されている水野。公式サイトでも特技がアクションと紹介されている。
中学生のときに受けたCMモデルコンテストでの準優勝をきっかけにスカウトされ、芸能活動を開始。その当時所属した芸能事務所社長が、水野が小学6年生から中学1年生まで少林寺拳法を習っていたことを知り、アクションを習得するように勧めてくれたという。
女優としてさまざまな作品に出演していくなかで、映像の世界で水野が大きく注目されたひとつにドラマ「踊る大捜査線」シリーズ(フジテレビ系)がある。しかし、水野は「確かにあのドラマで多くの方に自分を知ってもらえ、転機だったと思います。ただ私の中で一つのターニングポイントと感じたのは、ドラマ『女子アナ。』(2001年、フジテレビ系)で主演させてもらった時です」と過去を振り返っていた(朝日新聞×マイナビ転職 Heroes File vol.179より)。
しかし「女子アナ。」で、目標としていた連ドラ主演を果たし、目指すものがなくなったと感じていた。そんなとき、劇団☆新幹線の舞台を見て、もともと漫画「ガラスの仮面」で舞台に憧れていた気持ちを思い出した。その後、劇団☆新幹線の舞台に出演が決まるものの、求められていたことができなかったことで、「舞台にちゃんと立てる女優になる」という目標を持つことに。
そこで2007年に脚本家・楠野一郎とともに主宰する劇団ユニット「プロペラ犬」を旗揚げ。演出側という目線も経たことが、役者の幅をさらに広げた。
アクションは、トレーニングを続け、2018年11月に出演した「徹子の部屋」(テレビ朝日系)では司会の黒柳徹子のむちゃぶりに応えて護身術を披露したこともあった。
そうして、キレキレのアクションもでき、シリアスからコメディーまで幅広い役をこなせる女優として活躍を続けている。