「M」「ギルティ」「浦安鉄筋家族」…アク強めの“ツッコ観(み)系”深夜ドラマにハマる視聴者続出中
金曜深夜は“ノーコンプライアンス”な佐藤二朗が大暴れ!
テレビ東京で金曜深夜に放送されているのが、佐藤二朗主演でギャグマンガをドラマ化した「浦安鉄筋家族」(毎週金曜夜0:12-0:52ほか、テレビ東京系)。「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」「勇者ヨシヒコ」シリーズや「モテキ」など、数々の名作を生み出してきた「ドラマ24」枠の最新作だ。
限りなく東京に近い千葉・浦安というローカル感あふれる舞台設定。いついかなる時もタバコを吸いまくる“ノーコンプライアンス”な父・大沢木大鉄(佐藤)、「M―」でもひと暴れした水野美紀演じる“影の大黒柱”母・順子をはじめ、奇抜なキャラクターが文字通り縦横無尽、七転八倒のハチャメチャぶりで日常をかき乱す。“ノーコンプライアンス”といえば、「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(2020年、日本テレビ系)で佐藤が演じた役名だが、「浦安―」ではそれ以上にノーコンプライアンスを貫いている。
4月24日に放送した第3話では、長女・桜(岸井ゆきの)の彼氏・花丸木(染谷将太)が大活躍。肌の抵抗が少ないために服が脱げてしまうとぼけたキャラクター・花丸木を熱演した。全裸の花丸木とデートする姿を父に目撃され、追及されても「花丸木くんは肌の抵抗が少ないの」と言ってのける桜。思春期の娘に手を焼く大鉄は、車のダッシュボードにタバコをカートン置きし、ファミレスの灰皿がいっぱいになるまで吸い続ける。
どこを切ってもムチャクチャなストーリーにハマる視聴者が続出。毎回、放送後にはSNSで「何度見ても飽きない」「頭空っぽにして見られる!」「花丸木くん、癒やしすぎる(笑)」といった声が飛び交う。
次回は5月1日深夜に放送する。小鉄のクラスの担任・春巻龍(大東駿介)がまともに仕事をしていないせいで、クラスはひどい有様。その様子を見た順子がついお節介を焼いてしまうと、それを見ていた春巻きが悔しさからか行方をくらましてしまう。
大沢木家の面々に加え、芸達者なキャストがそろってハチャメチャに暴れまくる「浦安鉄筋家族」。ときにはキャスト自身が笑いをこらえる姿がそのまま映り込むなど、手作り感あふれるギャグドラマにハマる視聴者が続出している。