芸人YouTubeコンテンツの多様化が進む?
5月にスタートした、タイムマシーン3号・関太とアルコ&ピース・酒井健太によるチャンネル「YouTube集団男トス(メントス)」は、ラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)に端を発するチャンネル。
関が関theランボー、酒井がアーノルドシュワルツ健太というキャラクターになりきって配信。動画では、二人がただメントスを食べるだけ、コーラを飲むだけなどシュールな世界観が広がっている。
終始カメラのピントが合わず画面がボケていたり、ダサいSEが鳴ったり、ほぼノーカットだったりと低クオリティーさが目立ち、本人たちも動画内で「大丈夫すか」「やってて面白さが分からない」と不安な心情を吐露するなど、飾らない姿が視聴者に受けている。
これまで紹介した「しゅーじまんチャンネル」「はせがわちゃんねる」「YouTube集団男トス」のようなチャンネルは、確かな実力を持つ第一線の芸人が低クオリティーなコンテンツを配信するギャップに魅力があり、YouTube動画の“型”がある程度でき上がった今だからこそ、逆に目新しさを持って視聴者に受け入れられている。
新型コロナウイルスの影響で、テレビのバラエティー番組の形が様変わりする中で、多くの芸人がYouTubeに参入することにより、これまでの枠に捉われない多様な動画コンテンツが生まれていくかもしれない。