久保田「正直戸惑いました(笑)」
――第2話では礼香役の田中みな実さんに“顎クイ”をされていましたよね。
「こうこられるのか!」と思いました(笑)。このシーンは、初めて田中さんとお芝居をさせていただいたシーンだったんですけど、礼香をどのように演じられていられるのかすごく楽しみにしながら現場に行ったんです。
段取りが始まって、まさかの“顎クイ”で、アユをおとしめるために理沙に協力してくれると言っているはずなのに、何だか不気味で怖く、理沙としても私自身としても何とも言えない気持ちになって正直戸惑いました(笑)。
――今後、理沙はどのような存在になっていくと思いますか?
理沙は、アユの才能や魅力を自分でも分かっている部分があって、でもそれを素直に受け入れられなく邪魔をしてしまう…。だから、今後、物語の中ではそれを受け入れる日がきて、アユと心から友達になれる時がくればいいなと願っています。
――1990年代のファッションはいかがですか?
一周まわって、今はやっていたり私たち世代にもなじみのあるアイテムなどもあったりするので、面白いなと感じていました。
劇中に理沙が着ているタイトなミニスカートやカラフルな色使いの衣装には、正直初めは驚きましたが、メークを含め“はっきり”としているので、理沙役としてのスイッチをオンにしやすかったです。
――撮影現場の雰囲気を教えてください。
皆さん真剣に楽しんでいて、雰囲気の良い現場だと思います。私はアユとのシーンが多いのですが、いじめるシーンでアユ役のかれんちゃんの顔を見ていると、理沙ではなく素の私が出てきてしまい、アユに感情移入してしまいそうになるので、そうならないように集中して頑張って演じています。