<ギルティ>“新たな裏切り”発覚に驚き!!まさかの人物が…ハマらずにいられない“ラストの仕掛け”のうまさ
「続きが見たい!」中毒性をもたらす仕掛け
ラストにあっと驚く新事実を“ぶっこむ”のが「ギルティ」のうまさ。
1話では生々しい不倫シーンで一真の裏切りが明らかに。3話では、「子どもは欲しくない」と言い続けてきた一真に「子どもがいる」ことが知らされた。それまで積み重ねた描写をすべて崩壊させるような衝撃でストーリーを締めくくる。その衝撃が「続きを見たい」という中毒性を生んでいる。
こうしたラストの仕掛けで成功した作品といえば、大ヒットしたドラマ「あなたの番です」(2019年、日本テレビ系)がある。
「あなたの番です」では4月から6月までの3か月間、第1章を放送。“毎週、死にます”というキャッチコピーに違わず毎週だれかが殺される展開だったが、ほぼ各回のラストシーンで“あなたの番です”のメッセージとともに衝撃の遺体発見シーンが描かれ、視聴する側に“中毒性”をもたらしていた。
「あなたの番です」は“殺人”、「ギルティ」は“裏切り”とテーマは違えど、どちらもラストにテーマに沿った衝撃の新事実を据えて次回につなげる仕掛けのうまさが、視聴者の「早くつづきが見たい!」という気持ちをかき立てる。「あなたの番です」でマンションの住民・榎本を演じた阪田マサノブが今回、一真の父役で登場したのもこの連想に一役買ったかもしれないが。
第5話、爽は秋山に「もう会わない」と告げる
「ギルティ」ではまだ明かされていない謎もある。
瑠衣が「そっちはどう?」「そのまま続けて。居場所なくなるまで追い込んで」とメッセージを送る相手は誰なのか。そして、“登場人物、全員裏切り者”のキャッチコピーとともに映し出されるキービジュアルには一真と瑠衣だけでなく、癒やしの存在である元恋人・秋山(町田啓太)や編集部アルバイト・寺嶋(神尾楓珠)の姿も。
「ギルティ」第5話は7月2日に放送する。爽が出て行って以来荒れた生活を送る一真のもとを瑠衣が訪ねてくる。一真は瑠衣の前で、どうしていいかわからないと無様な姿を見せる。一方、爽は秋山に「2人で会うのは、もうやめよう」とメッセージを送る。