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佐藤浩市&渡辺謙が語る“今この映画を届ける意義”「新しい生き方というのを考えたい」

2020/07/10 07:29

舞台あいさつに登壇した渡辺謙、佐藤浩市(写真左から)
舞台あいさつに登壇した渡辺謙、佐藤浩市(写真左から)


また、同作品を届ける意義について佐藤浩市は「『こういった世界の中で人は何ができるのか。その方向をちょっとでも間違うと取り返しのつかないことになってしまう』。それがこの映画で語られること、語りたかったことです。それと今置かれている状況は一緒だと思います。人災にしないために、僕ら自身が一人一人考えながら日常を生きる。そういうことを考える時に、この映画が語っていることを見ていただけたらと思います」と告白。

渡辺謙は「この映画で描かれている原発事故というものと今回の出来事は、また違う側面を持っていると思います。ただし、ある意味で言うと、この原発事故で世の中がいろんなことに変革をしなければいけなかった。いろんなことに気が付かなければいけなかったことが、あっという間に針が戻されて普通の生活に戻った。

そしてまた、今回のような厄災が起こったことによって、『われわれはこれから一体どうやって生きていけばいいんだろう』とあらためて感じたり、考えさせられたりしていると思うんです。

でも、僕は“新しい生活様式”という言葉に引っ掛かっていて、もちろんマスクをしたり距離をとったり消毒したりという備えることは大事なのですが、エンターテインメントの人間としては『普通の生活をここに取り戻したい』という思いでいっぱいです。それまでの間、パーソナルな部分での新しい生き方というのを僕は考えたいなと思っています」と心境を明かした。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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映画「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)
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  • 舞台あいさつに登壇した渡辺謙、佐藤浩市(写真左から)
  • 【写真を見る】万感の思いを胸に登壇した2人
  • 福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫を演じた佐藤浩市
  • 福島第一原発所長・吉田昌郎を演じた渡辺謙
  • 今同作品を届ける意義について語る
  • 舞台あいさつの模様
  • 「騒がしい情勢の中、こうやって映画館にお集まりいただいた皆さまに心から感謝を申し上げます」と観客に感謝
  • 「『こういった世界の中で人は何ができるのか。その方向をちょっとでも間違うと取り返しのつかないことになってしまう』。それがこの映画で語りたかったことです」と明かす
  • 「エンターテインメントの人間としては、普通の生活をここに取り戻したいという思いでいっぱいです」とコメント

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