「ルパン三世」のモデル、ジャン=ポール・ベルモンドの傑作選が全国にて順次公開 日本未公開作品も
1960~70年代、スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッドと肩を並べた<アクション界のレジェンド>にして、本国フランスでは、アラン・ドロンをしのぐ人気といわれているジャン=ポール・ベルモンドの映画8作品が、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」と題して、10月30日(金)より東京・新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開されることが決定し、あわせてポスター・ビジュアルも解禁された。
「ルパン三世」や「コブラ」のモデルといわれ、ジャッキー・チェンやトム・クルーズらのさきがけとして、 体を張ったスタントで世界を魅了したベルモンドは、日本ではジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」や「気狂いピエロ」ばかりが語られがちだが、ヌーベルバーグ時代よりも何倍も魅力的なベルモンド映画は、数々の巨匠たちと組んだアクション映画とコメディ映画にこそある。
今回の上映作品は、フィリップ・ド・ブロカ監督作「大盗賊」(1961年)、ジェラール・ウーリー監督作「大頭脳」(1969年)、アンリ・ベルヌイユ監督作「恐怖に襲われた街」(1975年)、フィリップ・ラブロ監督作「危険を買う男」(1976年)、ロベール・アンリコ監督作「オー!」(1968年)、クロード・ジディ監督作「ムッシュとマドモアゼル」(1977年)、ジョルジュ・ロートネル監督の2作「警部」(1979年)と「プロフェッショナル」(1981年)の全8作品となっている。
いずれもベルモンドが、フランスでマネーメーキング・スターとして君臨した、1960~80年代の全盛期の大ヒット・エンタテインメント作品で、「大盗賊」は4Kリマスター、それ以外の作品はHDリマスターによる最高画質による、1939年から57年ぶりの劇場公開で、特に「プロフェッショナル」は日本初劇場公開となる。
また、「オー!」と「警部」以外はDVD化されたことがなく、「危険を買う男」「プロフェッショナル」はVHSでも日本で発売されたことがない。
その、日本ではDVDでも見ることができなかったベルモンド映画8作品が、クリアなリマスター版で、日本のスクリーンによみがえる。
「大盗賊」
未DVD&Blu-ray化 4Kリマスター版による57年ぶりの劇場公開
「大頭脳」
未DVD&Blu-ray化 HDリマスター版による51年ぶりの劇場公開
「恐怖に襲われた街」
未DVD&Blu-ray化 HDリマスター版による45年ぶりの劇場公開
「危険を買う男」
国内未ソフト化 HDリマスター版による44年ぶりの劇場公開
「オー!」
未Blu-ray化 HDリマスター版による51年ぶりの劇場公開
「ムッシュとマドモアゼル」
未DVD&Blu-ray化 HDリマスター版による39年ぶりの劇場公開
「警部」
未Blu-ray化 HDリマスター版による40年ぶりの劇場公開
「プロフェッショナル」
国内未ソフト化 HDリマスター版による日本劇場初公開
10月30日(金)より東京・新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開