小松菜奈、“自粛期間”を経てしみじみ「コミュニケーションに恋しくなる時間がありました」
菅田将暉と小松菜奈が、8月11日に都内で開催された映画「糸」完成報告会に登壇した。
本作は、中島みゆきの糸を人に見立て男女の出会いの奇跡と絆の大切さを歌った「糸」を映画化。北海道・東京・沖縄・シンガポールを舞台に、平成元年に生まれた男女2人が平成の31年間の中で出会い、別れ、そして再び“めぐり逢う”までの18年間の物語を描くラブストーリー。イベントには、瀬々敬久監督も登壇した。
当初、4月公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け、8月21日(金)に公開延期に。
久々の舞台あいさつになった菅田は「慣れていたはずなのに、緊張しますね」と戸惑った表情を見せるも、「すごくありがたい気持ちでいっぱい」と感慨深い様子。
4カ月の延期について「このタイミングで公開されるのも、一つのめぐり逢わせ」と言い、「中島みゆきさんの歌詞の通り、『なぜめぐり逢うのかを私たちも知らず、いつめぐり逢うのかを私たちはいつも知らない』という歌詞の通りの日々だなと思いました」とこの期間を振り返った。
また、テレビの番宣収録も延びたが、菅田は「バラエティー番組とかの番宣では、3月に打ち合わせした内容を今収録しているので、だいぶ誤差が生じていて。この1カ月、『俺、そんなこと言いましたっけ?』ってずっと言っています」と苦笑いながら明かしていた。
小松は、8月公開になりあらためて宣伝のコメントを求められた際「いろいろ考えさせられた時間だった」と打ち明け、自粛期間を「当たり前じゃないことがあることを知り、コミュニケーションに恋しくなる時間がありました」としみじみ。
また、「私たちのお仕事は、人と人とのつながりでお仕事をさせてもらっているし、人がいないと動けないお仕事。それがなくなったらどうなるのか、私も不安でした。今は元通りではないですけど、どんどん変化して対応している日々。公開できるのは素直にうれしい」と感謝した。