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“クイズ王”伊沢拓司がバラエティー界で躍進 愛される理由は“イジられ力”の高さ

2020/08/30 22:15

“クイズ王”伊沢拓司がバラエティー界で躍進
“クイズ王”伊沢拓司がバラエティー界で躍進 画像はザテレビジョン「スタ☆スケ」より

「東大生」ブームをけん引した愛されキャラ


伊沢は、2017年からレギュラー化した「東大王」に出演。「東大最強の知識王」というキャッチフレーズで、東大王チーム初代大将を務め、幅広い知識量と早押しのスピードなどで圧倒的な強さを見せ、番組人気をけん引し知名度は急上昇した。卒業時には、メンバーの鈴木光が思わず泣いてしまうほど愛されてもいた。

実は、2016年にWEBメディア「QuizKnock」を立ち上げた当時、お金がなかったそうで、出演を決めたのは宣伝のためにとの思いもあったという。そんな中、2017年に仲間の提案で「QuizKnock」のYouTubeチャンネルを開設すると予想外の反響が。「JC・JK流行語大賞」の2019年トレンド予測ではヒト部門(YouTuber)で「QuizKnock」が名を連ね、今ではチャンネル登録者数が150万に迫る勢いにまで到達している。

伊沢や「QuizKnock」はクイズの強さだけでなく、周囲からの支えがあって、バラエティー界やSNSで躍進できたようだ。

“インテリ”オーラ以上にあふれ出る“イジリ”やすさ


また、真剣勝負の際には険しい表情も見せるが、いつも印象に残るのは伊沢の柔らかな笑顔だ。どこかあどけない表情は、インテリオーラというよりもイジリやすいオーラをかもし出していて、番組で共演するお笑い芸人などから遠慮なくツッコミを受けるキャラクターに徹しているように見える。

たとえば8月21日に出演した「全力!脱力タイムズ」では、番組の過去の名場面にまつわるクイズを出題されるが、同番組ならではの“ひねり”問題ばかり。真剣に早押しするも不正解の連続なのだが、「これは分からない…」と戸惑いながら全力でクイズに挑む姿にSNS上でも「伊沢さんかわいすぎる」との声が多数。

これには伊沢の、立ち位置や求められているキャラクターを察知し適切に振る舞う器用さやセンスもあるだろうが、持ち前のノリの良さや親しみやすさがにじみ出ていた。

高学歴でイジリやすいというと、石原良純や林修が思い浮かぶが、“かわいい”キャラクターは他にあまりいないことから、「クイズ(雑学)+癒やし」が必要な番組へ次々に起用されているのではないだろうか。

「楽しさ」と「学び」を“プロデュース”


さまざまな番組に出演する一方で、自身が設立した株式会社QuizKnock代表も務めている。「QiuzKnock」のYouTubeチャンネル登録者は143万人でサブチャンネルも約50万、Twitterは25万フォロワー超と人気を博している。

仕事中の会議でもツッコまれるが「お互いに言いたいことを言って、良くないことは良くない、で改善してってことですね。発言しない会議は出る意味ないんで」と肯定的な意見を持っている。あえてツッコまれる空気を作るのも戦略なのだろう。

YouTubeでは、小学生で習うような問題から、誰もがチャレンジできるひらめき系問題、東大生ならではの難問など世代問わず楽しめるクイズの動画をほぼ毎日のように投稿し、そのほとんどが数十万回再生されている。

「金スマ」でも「楽しいから始まる学びを提供しようと思っています」と明かしていたが、自身の原点でもある「楽しさ」を「学び」へとつなぐ、伊沢はその橋渡し役をプロデュースしようとしている。さらに「間違えることを全然恐れないでほしいし、それはもしかしたら別の見方をしたら間違ってないかもしれない」というメッセージには視聴者も共感していた様子だった。

伊沢の大学受験の先生でもあった、林修のような活躍も期待されるが、伊沢はYouTubeでの人気も確立したりクイズを軸にしていたりとその道は異なる。“知識”と“イジリやすさ”で今のバラエティー界に欠かせない存在になりつつある伊沢は、新たな道を切り開きながら、今後も自己プロデュースに事業発展にと存分に手腕を発揮しそうだ。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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▼伊沢拓司Twitter
https://twitter.com/tax_i_

▼再生回数735万超えの「QuizKnock」YouTube動画

画像一覧
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  • “クイズ王”伊沢拓司がバラエティー界で躍進
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