“普通のホモサピエンス”じゃない!? 新仮面ライダー・山口貴也「新堂倫太郎のギャップを楽しみながら、彼の成長を見ていてください」
3話からは“3人目の仮面ライダー”が登場!
――「仮面ライダー」は1年間強撮影がありますが、そこでどんな成長ができそうですか?
オーディションに受かったときはまだ自分には代表作と言えるものがなくて。まずはこの「仮面ライダーセイバー」が代表作の一つになるように頑張っていきたいです。何でも学んで吸収して、作品の成功の役に立つことができたらいいなと。これがスタートラインでもあるので全力で取り組んでいきたいと思いますし、今後のことは1年間終わってから改めて考えればいいのかなと思っています。
――まだ作品は始まったばかりですが、3話以降の見どころなども聞かせてください。
3話では、生島勇輝さん演じる仮面ライダーバスターが登場します5,6話で倫太郎は少し別行動をするようになって、ネタバレになるので詳しくは言えないんですけど、6話では倫太郎に試練が訪れます。
そこがすごく重いシーンで、炎天下の中スタッフさんがずっと立ちっぱなしで見守ってださっている中、7〜8回テイクをやっても監督の求める芝居がなかなかできなかったんですね。その時の感情が、段々とそのシーンで倫太郎が感じている思いと重なってきて、やってみるとそれがバシッと決まって。監督から「今のよかったよ」と言ってもらえたらしいんですが、その時は放心状態になってしまって何も覚えていないんです。あとで「倫太郎の思いが伝わるシーンになっていたよ」と言っていただけました。今から思うと僕を追い込むことが監督の作戦だったのかなとも思います。このシーンはぜひ見てほしいですね。
――最後に、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
監督をはじめ、スタッフの皆さんは本当に「仮面ライダー」が大好きで、この作品をいいものにしたいという強い思いで取り組んでいます。そんな熱い気持ちでやっている現場のことも感じながら見ていただけたらうれしいです。倫太郎はいい意味でギャップのある役なので、それを笑いながら見ていただきたいのと、倫太郎に限らず感情移入できるキャラクターがいる作品だと思うので、1年間楽しんで愛してもらえたらと思います。僕も1年間掛けて倫太郎と一緒に成長していきたいと思いますので、よろしくお願いします!
取材・文=斉藤俊彦/(C)2020 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映