波瑠主演映画「ホテルローヤル」ラブホテル写真公開!原作者&監督コメントも
波瑠が主演を務める映画「ホテルローヤル」(11月13日[金]公開)の映画内で登場するホテル写真が解禁。実在したホテルローヤルを再現した、ラブホテルのリアルな情景が分かる場面写真となっている。
本作は、桜木紫乃による直木賞受賞作を実写化した作品。監督を「百円の恋」や「全裸監督」手掛けた武正晴が、脚本を連続テレビ小説「エール」を手がけた清水友佳子が務める。
北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテルを舞台に、居心地の悪さを感じながら家業のホテルを手伝う雅代が、さまざまな騒動や人々との交流を経て、自身と向き合っていく姿を描く。
主演の波瑠をはじめ、松山ケンイチ、安田顕、余貴美子、原扶貴子、夏川結衣、伊藤沙莉、岡山天音らが出演する。
「小説で最も伝えたかったことが、部屋や小道具から伝わる」
本作の舞台となった「ホテルローヤル」は2012年まで釧路に実在していたラブホテル。原作者・桜木紫乃は、これまで生まれ育った北海道、そして実家であり父親が営むラブホテルを舞台に、その土地に暮らす男女の営みを7編の短編でつづっている。
その実写映画化である本作は、桜木が描き起こしたラブホテルの見取り図を元にし、働いていた時の日常をヒアリングしながら美術を制作。
これについて桜木は「撮影現場にお邪魔して、波瑠さん演じる雅代の部屋を見学した際に、『彼女の生い立ちから、持ち物を探し、追ってゆく』という美術さんの姿勢に頭が下がりました。
ホテルの部屋も、そこを訪れた誰がどんな表情をするかまで計算されているセットでした。ホテルの部屋に用意されているものや販売グッズは、経営者が大真面目に取り組んで用意したものです。
『人間って滑稽で切ないよなぁ』という、小説で最も伝えたかったことが、部屋のデザインや小道具のひとつひとつから伝わって来ました」と語るほど、ホテルローヤルがリアルに再現されている。
また監督の武は「小説を読んで、明らかにひとつの部屋が軸になっているのが分かったので、あの部屋での出来事が全部繋がっていることが読み取れた時に、このホテル、そして部屋をもうひとつの主人公にできないかと考えました。この部屋で起こる10年近くを描けたら、それはとても映画的だと」と、世界観を作り上げるうえで意識した点を語っている。
映画「ホテルローヤル」
2020年11月13日(金)公開
<キャスト>
波 瑠
松山ケンイチ
余 貴美子、原 扶貴子、伊藤沙莉、岡山天音
正名僕蔵、内田 慈、冨手麻妙、丞 威、稲葉 友
斎藤 歩、友 近/夏川結衣
安田 顕
<スタッフ>
原作:桜木紫乃「ホテルローヤル」(集英社文庫刊)
監督:武 正晴
脚本:清水友佳子
音楽:富貴晴美
主題歌:Leola「白いページの中に」(Sony Music Labels Inc.)
製作幹事:メ~テレ ファントム・フィルム
製作プロダクション:ダブ
配給・宣伝:ファントム・フィルム
(C)桜木紫乃/集英社 (C)2020 映画「ホテルローヤル」製作委員会
【公式サイト】https://www.phantom-film.com/hotelroyal/