吉谷彩子、主演ドラマに母の愛重ね「芝居していて幸せな気持ちに」<ハルとアオのお弁当箱>
吉谷彩子と井之脇海がダブル主演を務める「ハルとアオのお弁当箱」が、BSテレ東で放送中(毎週月曜深夜0:00-0:30)。
同ドラマはまちたの同名グルメ漫画を原作に、オタク女子・ハル(吉谷)とジェンダーレス男子・蒼(井之脇)の、手作り弁当を通した心温まる触れ合いを描く。
本作で連続ドラマ初主演となる吉谷にインタビューを行い、ドラマへの思いや料理に関するエピソードを聞いた。
お弁当がおいしく素のリアクションに
――演じるハルと吉谷さんは、明るくてやわらかい雰囲気がそっくりです。
ありがとうございます。ハルちゃんは、天然な女の子だけど憎めない部分があって、みなさんに愛されるよう演じていければ。私としても、今まで色んな作品をやらせていただいた中で、一番自分に近い役だと感じます。
ズボラな性格も似ていて、歯磨き粉のふたを閉め忘れちゃったりします(笑)。オタク気質ではないですけど、長く続けていることといえば、映画鑑賞と料理。ご飯は、食べるのも作るのも好きです。
――グルメ作品は、表情だけでおいしさを伝える場面も多いですが、演じてみていかがでした?
グルメドラマ初挑戦ですが、食べることが大好きなので、表情だけでおいしいことを伝えるのは得意だと思います。でもお弁当が本当においしかったので、演技というより素のリアクションに近いかもしれません。母とドラマを拝見していて、「食べておいしいって顔が、そのままの彩子だね」って言われました。
撮影では、先に収録したモノローグを流して、食べるシーンを撮ります。現場でお芝居も変わるので、声を録音しなおすことも多いですが、声に合わせて演じるので、難しさは感じなかったです。
――ドラマのテーマでもある“誰かのために”、最近料理しましたか?
母と兄に振舞いました。私、にんにく料理が好きで「ペペロンチーノ」に納豆を入れるのにハマって、自分なりにいろいろ挑戦したんです。普通の納豆だと粒のままの食感を残せて~とか、ひきわり納豆だったらよく絡むから~とか、何回も試しました。そうやって作り出した料理をとても喜んで食べてくれて、うれしかったです。